上手になりたい。。。

以前、サッカーの三浦知良選手が、

「なんで俺こんなにやってんのに、下手なんだろう?と思う」と話すテレビCMがありました。

あのCMを見て、「カズさんでもそんなことを思うんだ!」と感動にも似た感情を抱いたことを覚えています。

 

私にも、アナウンサーになろうと思う前から心に残っているスポーツの名実況がいくつもあります。

「菊の季節に桜が満開」で有名なサクラスターオーが勝った菊花賞、

「トウカイテイオー奇跡の復活!」の声が響いた1993年の有馬記念、

そして岡野選手が決勝点を決めて日本が初めてのワールドカップ本選出場を決めた

ジョホールバルの歓喜…などなど。

その後、アナウンサーになってから、

これらの名実況をされたアナウンサーの方々と親しくさせていただくようになりましたが、

初めてお話をさせていただいた時には、緊張と感動で身震いしたものでした。

 

翻って自分自身。

アナウンサーという職に就いてかれこれ21年目を迎えましたが、

自分が理想とするアナウンスには、まぁ驚くほどたどり着かないですね。

「先輩たちは私くらいの年齢の時にはすでに名実況を数多く残しているというのに、

なんで俺こんなにやってんのに、下手なんだろう?」と悲しくなるばかりです。

「自分の力に満足してしまったら、そこから成長はない」なんていいますが、

それにしても「もうちょっとうまくなってもいいんじゃないか?」と思います(笑)

下手は下手なりに、先輩たちには無い自分の“武器”を身に付けようと努力してきた20年でもありましたが、

それでもアナウンサーである以上、多くの人の心を打つものも残したいですよね。

 

あと何年、アナウンサーという仕事ができるかわかりませんが、

せめてひとつくらい、子どもに自慢できる功績を残してみたいものです。