放送番組審議会は、放送のもつ公共的使命、放送番組の適正を審査し、番組向上を図ろうという機関です。
yabの放送番組審議会は、県内在住の8名の皆さんで構成され8月と12月をのぞき、毎月1回の定例会として行われています。

委員長
福田百合子 (中原中也記念館名誉館長、山口県立大学名誉教授)
委員
藤田敏彦(富士商株式会社 会長兼社長)
矢野道代(矢野健康体操研究会会長)
吉本秀子(山口県立大学国際文化学部 教授)
樫村伸哉(朝日新聞山口総局長)
酒田義矢(ユーピーアール株式会社 社長)
黒神直大(遠石八幡宮宮司、周南市体育協会会長)
福田浩治(山口県総合企画部次長)

第246回 放送番組審議会

開催年月日 2018年03月27日(火)
開催場所 山口朝日放送本社 役員会議室
出席委員名 福田百合子委員長
藤田敏彦委員
矢野道代委員
吉本秀子委員
酒田義矢委員
樫村伸哉委員
福田浩司委員
会社側出席者 代表取締役社長 天野尚彦
取締役編成・業務、技術担当 芳沢重雄
取締役総務局長 小川容
取締役報道制作局長 諸岡亨
編成局編成業務部長 渡辺正樹
報道制作局報道部 松本剛
番組審議会事務局長 赤穴泰博
概要

課題番組である、テレメンタリー2018「食と罪~摂食障害と万引き~」について意見交換が行われ、おおむね次のような意見が出された。

 

・今まで見た摂食障害関連のドキュメンタリーの中で、最もすばらしい内容の番組だったように思う。データ、出てくる人の言葉、それと映像の見せ方、この三つが非常にうまく組み合わさった構成になっていたと思う。

・これからも引き続き取材して、できれば1時間番組として、この人のその後の様子をぜひ視聴者に伝えてほしいと思った。

・本人の言葉で語られているので、この人の心理状態などが非常によく伝わってきた。それで足りない部分をナレーションで補う、という構成がとても良かったと思う。

・摂食障害というテーマを、映像で伝えるのはとても難しいと思うが、深く取材して、30分の番組でリアルに伝えることができたのは、たいへんすばらしいと思った。

 

といった意見が出された。その一方で、

 

・仮名にしたり顔をぼかしたりすることは仕方のないことだったとは思うが、やはり実名で顔を出して撮れなかっただろうかと思った。そこが少し残念な気がした。

・視聴者にとって考えさせられる終わり方であったが、ジャーナリズムの役割として、摂食障害で罪を犯した人を、どういうふうに更生させて支えていくかという、もっと提案型のものであったら、視聴者としても納得できるものがあったのではないだろうか。

・ナレーションは非常に良かったが、できれば局内の人をナレーターに使ったほうが、より地方局のレベルアップにつながっていくのではないかと思った。

・深夜でなく、「Jチャンやまぐち」など、もっと一般の人が見るような時間帯で放送したほうがいいのではないか。摂食障害者に対する認識がもっと広まれば、社会の対応の仕方も変わってくるのではないかと思う。

・新聞のテレビ欄には、「食と罪の闇」としか書かれていないものが何紙かあった。これでは摂食障害がテーマの番組だとは分からない。もっと工夫する必要があると思う。

・穿った見方かもしれないが、過食によって食料費が増えて、それが支出を圧迫し、結果的に食品を万引きする、というロジックを成立させるために、無理をして結論付けているのではないか、という気もした。

・摂食障害と万引きの相関性が論じられていたが、万引きを犯す要因には、もっとさまざまなものがあるように思う。そうした他の要因と比較・検証して、それでもやはり摂食障害と万引きには非常に強い相関性がある、という結論であれば、もっと納得できる内容になったのではないかと思う。

 

という意見もあった。

 

 

次回開催日は、2018年4月24日です。