アムールトラが大分へ・山口県周南市

徳山動物園(山口県周南市)のアムールトラ一頭が大分県のサファリパークに向けて旅立ちました。絶滅危惧種に指定されているアムールトラの繁殖に向けた取組です。
猛獣舎から輸送用の箱に入った2歳のオスのアムールトラ「シュウ」。狭い箱の中でも落ち着いた様子です。徳山動物園を旅立ち大分県のサファリパークへ運ばれます。
シュウは、2015年6月にケンとウラルの間に生まれた3つ子のうちの一頭です。徳山動物園では初めてのアムールトラの出産でした。
ぬいぐるみのような愛くるしい姿からおよそ3年。すくすくと元気に育ち、今では体重が184キロになりました。
周りの状況に左右されないマイペースな性格というだけあって、箱の中で暴れることもありませんでした。飼育員の平岡大宙さんは「おとなしくしていたので、寂しいのかなという個人的な思いもあります。まだまだ若い貴重なオスのトラなので、いい相手のメスと結ばれて、無事繁殖してもらえたら」と話しました。
アムールトラは、世界でもおよそ600頭しか飼育されておらず、絶滅危惧種に指定されています。個体数を増やすために繁殖計画が立てられていて、シュウが新生活を送る「九州自然公園アフリカンサファリ」は、今後、シュウのパートナーとなるメスも受け入れる予定です。シュウのきょうだいメスの「ミナミ」も一昨年、繁殖のため徳島県のとくしま動物園に移されています。
徳山動物園には2頭のアムールトラが残っています。