下関いじめ訴訟 和解成立

下関市の公立中学校でいじめを受けて転校した
当時13歳の女子生徒が市に慰謝料の支払いを求めていた裁判で
きょう和解が成立しました。

市がいじめ対策に努めることを条件に
女子生徒が慰謝料の請求を取り下げるという内容です。

訴えを起こしていたのは下関市の公立中学校に通っていた女子生徒です。

訴えによりますと女子生徒は中学校に入学した
2012年4月から同級生からの集団いじめを受け
翌年、転校しました。

女子生徒は
「学校はいじめを認知していたにも関わらず適切な対応をしなかった」として
市を相手取り慰謝料など
あわせて330万円余りの支払いを求めていました。

山口地裁下関支部は双方に対し
市が、いじめ対策に真摯に努めることを条件に
女子生徒側が慰謝料の請求を取り下げるという
和解案を提案していて
きょう正式に和解が成立しました。

和解を受け記者会見を開いた女子生徒は
「とても裁判が長くて、正直言って
 全てが納得いっているというわけではない」
「同じ被害者を出してほしくない
 和解という口約束で終わらせてほしくないので
 先生方が生徒をフォローして行動で示してほしいと思う」
と話しました。

一方、下関市側は
「市の対応の不十分さや過失などの法的責任が認められたものではない」
「女子生徒が中学校在学中に受けた2件のいじめにより
 充実した学校生活を送れなかったという思いがあることに遺憾に思っている」
「市としては思いを受け止め、気持ちを新たに今後ともいじめの防止に向けて
 全力で取り組んでいきたい」
と話しました。