下関市「いのちの日」

 

4月13日を「いのちの日」と定めている下関市で「命の尊さ」を考える講演が行われました。

「いのちの日」は12年前の4月13日に
当時中学生だった安部直美さんがいじめを苦に自ら命を絶ったことを受け
この出来事を忘れないようにと 制定されました。
毎年この日は 市内すべての幼稚園 小・中学校で命を考える取り組みが行われます。

直美が通っていた川中中学校を訪れた両親の慶光さん と としえさん は
「自ら命を絶つことなく しっかり生きてほしい」と中学生たちに訴えました。
直美さんを失って以来 同年代の生徒の前で話をするのは今回が初めてです。

講演の中で 父親の慶光さんは
「私は死んだ娘に何があったか聞くこともできない。
もし聞くことができたら彼女をしかることもできました。
親にそういう悲しい思いをさせないでほしい」と語りました。

2人の話を聞いた女子生徒は
「自分がもしも自殺してしまったときに 家族にはその悲しみだけでなく
なぜ助けられなかったのかという後悔もあるとの言葉が心に残りました。
そういう出来事があったということをちゃんと自分でも受け止めて
自分の心の痛みも他人の心の痛みも気付けるようになりたい」と話しました。