山口・美祢 地域に唯一のガソリンスタンド存続の危機に住民は

美祢市西厚保町のガソリンスタンド。地域唯一のスタンドを切り盛りするのは地元の人たちです。スタンドの現状について給油所の社長は「隣の給油所に行くのにだいたい10キロから12キロある」「高齢者地域、農業地域でありますのでどうしても要るということで現在やっている」と話しました。1965年の開業以降、半世紀以上にわたって地域住民にガソリンを届け続けてきました。ところが今年、経営してきた企業が別のスタンドの経営に専念するため撤退を決定。これに対し住民は「やはり昔からあるのであって当たり前。なくては困る」と話し、給油所の社長は「給油所難民が具現化すると思う」と話しました。

住民でつくる協議会がアンケートをとったところおよそ9割がスタンドの存続を望んでいました。住民は「農機具とか乗用車は使いますので無いと不便」「(高齢で)車が動かせなくて灯油の配達を希望する人が多い。そういう人たちのためにもスタンドがないといけん」と話しています。こうした思いを受けて協議会は地域住民から一口3万円で出資を募り株式会社を設立。事業を譲り受け今月運営を始めました。目指すのは心も満たす給油所です。新たな給油所に関して、社長は「みんなが集まって話ができるようの交流の拠点にできたらいいなと思っています」と話しました。

今後は、野菜の直売所を設けるなどして地域の人の集いの場にもしたいとしています。