57年前発見の化石は”恐竜の卵”だった

50年以上前に下関市の高校生が見つけた「化石」が
恐竜の卵であることがわかりました。

これまでは岩手県で見つかった化石が日本初の恐竜の化石とされていましたが
さらに10年以上早く発見されていたことになります。

化石は下関市にある1億~1億2000万年前の
白亜紀前期の地層から
1960年に当時高校生の男性が見つけました。

男性はその5年後に化石を採取し去年、鑑定を依頼。

福井県立恐竜博物館などの調査の結果、
恐竜の卵であることがわかったということです。

卵の殻の厚みは3,7ミリと厚く
ティラノサウルスのような肉食恐竜のものとみられるということです。

今回の卵はこれまで日本で見つかっていない新種で
1億年前に現在の中国地方で恐竜が繁殖活動を行なっていた証にもなるということです。

地質学を専門とする山口大学の脇田教授によりますと
白亜紀前期は日本海が存在せず、現在の下関市付近は
大陸の一部になっていたといいます。
化石が見つかった地層は、
恐竜の化石が日本で最も多く見つかっている
福井県周辺の地層と同じ時代にできたものだということです。

これまでは岩手県で1978年に見つかった化石が
日本初の恐竜の化石とされていましたが
さらに10年以上早く発見されていたことになります。

化石を発見した男性は
「恐竜の卵かもしれないと不思議な石を拾ったが
少年時代の思いが正しかったことに安どしている」
とコメントしています。

下関市などでは今後も更なる調査を行い
当時の恐竜の生態を明らかにしていきたいとしています。