楢﨑 瑞の日記
なごり夏
すっかり朝夕が涼しくなってきましたね。
まだまだ日中は暑いですが、暦の上では秋です。
暑さに弱く、夏が苦手な私も、ようやくひと息つけそうです。
かといって、寒さにも弱いので、冬も苦手。
ならば春はどうかというと、花粉症に悩むのでちょっと…
すると残るは秋ですが、秋深くなればなるほど、何だか物悲しくて
ちょっぴりセンチな気分になるのでこれもちょっと…。
美しくおりなす四季の中で生きていくには、私はどうにも繊細すぎ…すみません冗談です。
秋にはなりましたが、まだ日中はセミの鳴き声がチラホラ聞こえます。
ミンミンという声を何気なく聞いていますが、
よく考えると、セミの寿命は成虫になってからはわずかなんですよね。
そのリミットぎりぎりまで、ミンミーンと叫び続けるわけです。
最後の最後まで力の限りシャウト。果てしなくロックで、スケールの大きな生き方です。
太く短く荒々しい、夏の風物詩、セミ。
夏の名残を惜しみつつ、
私もそんな風に生きたいと思いました…。
図書館で借りている本の返却期限が近いことに気づき、
早く返さなきゃとビクビクしているあたり、たぶん無理なのだと思います。
そんなわけで、きょうもスケール小さく過ごしている秋の日です。