楢﨑 瑞の日記
去年の花見は葉桜でした
4月も中盤。
他のアナウンサーのコラムでも「桜」や「始めたいこと」などなど、
実に春らしい話題をみんな書いておりますね。
ええ、そうです。乗り遅れました。
気が付けば桜も散ってしまったし、特段新しいことを始めた記憶もない。
ああ、そうだ。そういえば会社のお花見があった。
実に春らしい話題!これを書けば季節感のあるコラムにな…ってそれ去年も書いとるやないか。
そして去年と同じく取り忘れた桜の写真。
ダメだ、何も進歩していないぞ楢崎。コラムひとつで見破られるくらいに進歩してない。
とはいえ、全く撮っていないワケではないのです。
きれいに咲き誇っているこちらの桜。
山口市の維新公園の桜です。
少し雨が降っていて暗かったのですが、かえって桜の薄ピンクが強調されて綺麗でした。
どうです?なんとなく、春っぽい話題が出せました…よね?
ところでこの写真は、
今月3日のレノファ山口FC vs カマタマーレ讃岐の試合前に、
スタジアムから離れたところで撮ったのですが、
この日はグラウンドでサッカー教室をやっていました。
ユニフォームを着た子供たちがはしゃぎながらサッカーを楽しむ姿。
そしてそれをほほえましく見守る保護者の皆さんの姿。
そして試合前とあってレノファやカマタマーレのユニフォームを着たサポーターの方もチラホラ…。
ぼーっと見ていたのですが…
なんとなく、ふと…
ああ、これが地元にJリーグがある風景なんだなと。そんなことを感じました。
このサッカー教室が終われば、この子供たちも維新スタジアムに足を運ぶのでしょう。
お父さんやお母さんと一緒に、Jリーガーたちのプレーに一喜一憂するのでしょう。
そしてこう言うかもしれません。「将来きっと、Jリーガーになる」「レノファの選手になる」と。
山口にレノファの存在があるというのは、そういうことなんだなぁと。
細かい話はここではしませんが、これが「Jリーグのある風景」なんだな、そんな風に感じました。
レノファの結果に一喜一憂し、翌日の会社や学校で話題になる。
久々の家族でのお出かけがサッカー観戦。親子が共通で熱くなれるものがある週末。
それがもっともっと広がって、県民全体が共通で熱狂できるものがある週末。
みんなが口々に言う。「私たちの街にはレノファがある」と。
そんな風になれば、きっと山口はもっともっと元気になる。
…ちょっとスケールが大きいかもしれませんけど、ね。
でも、そんなことを考えた春の日でした。
あ、春の話題をするつもりが、なんとなく真面目な話になってしまったではないですか。いかんいかん。
そんなわけで、来年こそは花見の写真を忘れずにしっかりとっておこう。
それを今年度の抱負にしようと決意した、そんな今日この頃。
たぶんコレ、来年も忘れるな、うん。