八谷 英樹の日記
夏の終わり
残暑厳しい日が続いていますが、いかがお過ごしですか。
私は「セミ」になっています・・・。
「暑さでとうとう頭がおかしくなったか」と思われた方、否定はしません(笑)。
だって、今年の夏、暑過ぎませんか?
でも、「暑い」と思うから、
あるいは「暑い」と口にするから、ますます暑く感じますよね。
それでは、暑いときには「ひんやり」と言うことにしてみてはどうでしょうか。
「きょうの気温は35度!いやぁ、ひんやりするね~」
「この陽射し・・・ひんやり、ひんやり」
ほら、ちょっと涼しくなった気がしませんか
話が逸れました。
私が自分自身を「セミ」に例えたのは、
うるさく鳴くからでも、すぐにオシッコをかけるからでもありません。
この歳で、すぐにオシッコをかけるような人間なら大問題です(笑)。
高校野球「実況」の話です。
取材に実況に、持てる限りの情熱を傾けて、
短期間で燃え尽きる感じが、なんとなく「セミ」のようだなぁ、と。
そして、山口大会が終わった今は「抜け殻」のようになっています。
yabの男性アナは全員コラムに書いていますが、
高校球児の夏は、私たちにとっても、特別で神聖な時間です。
みんな西京スタジアムの写真を載せているので、
わたしは下関球場の写真を載せます。あまのじゃくなので(笑)
今年は、準決勝まで5試合の実況を担当しました。
7チームの選手、監督さんを取材させてもらいました。
残念ながら、選手全員から直接話を聞くことはできませんでしたが、
できる限り多くの選手と目を見て話をして
「夏にかける思い」を伝えられるように心がけました。
まだまだ力不足ではありますが、心を込めて。
真剣で、一生懸命のプレーは見ている人の心を動かします。
イイ歳した大人たちを、今年も夢中にさせてくれた彼らに心から感謝です。
どれだけチームや選手たちに寄り添う言葉を添えられたか。
正直なところ反省点は多いですが、
今年も山口の球児たちと向き合えた喜び、幸せを感じます。
今年も「私たちの夏」が終わりました。
来年の夏は、もっと上手くなりたい。
愚直に「人の思い」を伝えられるアナウンサーでありたい。そう強く思うのです。
いつまでも熱く、暑苦しいアナウンサーでいたいです・・・
あ、言い間違えました。
「ひんやりしたアナウンサー」でいたいです