八谷 英樹の日記
初心にかえる
私、なんだかワクワクしています!
ついに買っちゃいました
「日本語発音アクセント新辞典」です。
「辞書を買ったくらいでワクワクなんて、気持ち悪い」
「アクセントなんてマニアック~。気持ち悪い」
「・・・気持ち悪い」
そんな女子たちの声が聞こえてきそうです。
あ、被害妄想が過ぎましたか(笑)。
アクセント辞典。
はたしてこの辞書を必要とする人が、世の中にどれだけいるのかわかりませんが、
私たちにとっては“商売道具”のようなものです。
これまでは、緑と黄色のカエルのような色の辞書(旧バージョン)を使ってきました。
ところが、日本語って“生もの”ですから、時の流れとともに変化するわけです。
先日、他局の若手アナがニュースで
「免れる(まぬがれる)」と読んだのを見て、違和感を覚えました。
というのも、僕らの世代は「まぬかれる」と習ったんです。
ワタクシ、先輩面して得意げに指摘しました(笑)。すると、
「最新のアクセント辞典では『まぬがれる』となっています」とのこと。
得意げに言った分だけ、ちょっと恥ずかしい思いをしました(笑)。
他にも、「依存(いそん→いぞん)」のように、読み方が変わった言葉や
アクセントが変わった言葉がたくさんありまして、
カエルの辞書(旧バージョン)だと何かと不都合が出てきました。
思い返すと、カエルの辞書には本当にお世話になりました。
学生時代、アナウンススクールに通い始めたころ、
福岡・天神の書店で手に取り、
「これで、アナウンサーを目指すんだ!」と意気込んだのを思い出します。
情熱にあふれていたあの頃。もう10年以上前の話です。
今回、最新のアクセント辞典を買って、初心にかえることができました。
ワクワクするのは、
初めてカエルの辞書を手にした「あの頃」の感覚を思い出したからかもしれません。
「初心にかえる」というか「初心はカエル」ですかね(笑)。
これからも初心を忘れず、精進していこうと心に誓いました。
同じタイミングで購入した伊藤明日香アナと。
ちなみに、私はカエル色のセーターです。