楢﨑 瑞の日記
すでに理屈っぽい。
yabのすぐそばを流れる川のほとりで、桜が咲いていました。
ほぼ満開…かな?
こうしてきれいに咲いている桜を見ると、春なんだな~と感じますね。
昔は桜を見るたびに、
やれ別れの悲しさだの、ちょっぴり甘酸っぱい青春時代の象徴だのと、
世に溢れる桜ソングに乗せて桜の枝もしなりすぎて折れてしまうくらいに重い思いを馳せていたような気がするのですが。
30代に突入した私が、桜を見て思い浮かんだのは、「きれいだな~」というくらい…。
「感受性に乏しくなったのでは」と思う一方、
「シンプルにとらえることは決して悪いことでは無い」よね、とも思います。
おいしい料理を食べて「おいしい!」
咲き誇る花を見て「きれい!」
レノファが勝って「嬉しい!」
…それでいいのかなぁと。
人の数だけ色んな価値観があって、感じ方も人それぞれ。
それを説明しようとすると、仕方のないことだけど、どうしても理屈っぽくなってしまうから。
だからせめて、自分の思い出や気持ちの中だけは「シンプル」に捉えることを忘れないようにしよう、と。
20代の時は感受性が強すぎたのか、
深読みに深読みを重ねて、自分でも「どう感じたのか」がわからなくなっていたように思います。
30代になってからというもの、小難しいことは考えないようになり、
シンプルな考え方が、とかく強くなってきたように思います。
あまり深くは考えない、というか。
20代のころは想像もできなかった思考です。
さらに年齢を重ねていくと、またガラっと考え方も変わっていくのかな…。
それはそれですごく楽しみです。歳を取るのが。
溢れる鼻水と目のかゆみに耐えながら、そんなことを感じた春の日。
たぶん、花粉症だけは変わらないんだろうな。いくつになっても。