八谷 英樹の日記
出口調査
衆議院議員総選挙、山口市長選挙と
山口では選挙が続きました。
山口に来て2年半。
私にとっては、山口で迎える初めての選挙でした。
投票日は予定があったので、期日前投票へ。
投票を終え、
投票所を出たところで女性に声をかけられました。
「NHKです。出口調査に協力してもらえませんか?」
とても感じのいい女性でしたが、
とっさのことだったので・・・。
八谷 : 「すみません、私yabの社員なんです。」
女性 : 「・・・そうなんですか、失礼しました。」
少し気まずい雰囲気になり、その場を去りましたが、
しばらくして、申し出を“断ったこと”に
申し訳ない気持ちがこみあげてきました。
だって、知らない人に声をかけることってエネルギーを使うじゃないですか。
きっと女性は、意を決して私に声をかけてくれたと思うんです。
私たちも、職業柄街頭インタビューをすることがありますが、
断られると結構こたえるんですよねぇ・・・。
「女性に悪いことをしたなぁ」
「同業者だからって協力しちゃダメだという決まりはないもんなぁ」
「あぁ、出口調査したくてしたくてしょうがない!」
いろんな感情がこみ上げてきましたが、
かといって、わざわざ女性のもとに戻り、
「こんな僕ですけど、もう1度だけチャンスをくれませんか?」
と懇願するのも何か違う(笑)。
そんなことを考えながら、家路につきました。
ふと思いました。
そもそも、同業者にさえ「yabのアナウンサーであること」を
認識してもらえないとはまだまだ努力が足りないな、と。
選挙に例えるなら、「知名度の低さ」は致命的です(笑)。
もっと頑張らないといけないなと、
改めて気づかせてもらえた衆院選でした。