八谷 英樹の日記
「見島(ミシマ)」のアクセント
以前、このコラムで「周南」のアクセントについて書きました。
今回は、「見島(ミシマ)」のアクセントについて。
おそらく多くのみなさんにとって“どうでもいい”であろう話題。
「そんなのどっちでもいいよ」は禁句です(笑)。
さて、萩市の北、日本海に浮かぶ見島。
天然記念物の見島牛が有名です。
ところで、みなさん「見島(ミシマ)」ってどう読みますか?
おそらく山口に住んでいる方の多くは、
「ミ」のあとに下がる読み方をされるかと思います。
「頭高」という読み方で、「ミ\シマ」と表記します。
私も、疑うことなくそう読んでいました。
ところが、先日のニュースで
テレビ朝日のアナウンサーが「ミシマ ̄」と
平坦に読んだのです(「平板」という読み方です)。
「おや?」と思い、調べてみると、
【「○○島(シマ)」の発音】
・3拍、4拍の場合(「ミシマ」は3拍)、原則として「平板」。
ただし、なかには例外もあり、「見島」は「頭高」でもOK。
・5拍以上の「○○島(シマ)」は、
原則として「シマ」の前で下がる(例:大津島は「オオツ\シマ」)。
ちなみに、
「○○島(ジマ)」と濁る場合、「○○島(トー)」と読む場合は、
原則として「平板」(例:青海島は「オーミジマ ̄」)。
いろいろ書きましたが、
「見島(ミシマ)」は、「平板」で読むのが原則。
「頭高」でもOKですよ、という結論です。
あとは、「原則的な読み方」と「地元の読み方」をどう判断するか。
アナウンサーとしては、悩ましいところです。
結論から言うと、yabのアナウンサーは「地元の読み方」を優先し、
「ミ\シマ」と「頭高」で読みましょうということになりました。
日本語のアクセントって奥が深い!
ちょっとは勉強したつもりでも、まだまだ知らないことばかり。
アクセントに悪戦苦闘の日々です(笑)。