田中 亨の日記
甲子園の記憶~下関国際ベスト8~
3781校
今年の高校野球各地方大会への出場校の総数です。
この1か月間、数々のドラマが繰り広げられました。
山口代表として甲子園に出場した下関国際は、快進撃を続けました。
大会前「甲子園で1勝」を目指していたチームは、いつしか「日本一」という目標を掲げるまでに進化しました。
8月18日 準々決勝の相手は西東京代表の日大三高
2005年に宇部商が甲子園ベスト4に進んだ夏、準々決勝の相手は日大三高でした。
山口県勢13年ぶりのベスト4進出を懸けた戦いが、その13年前と同じ相手。
甲子園と言うのは、こうも不思議な巡り合わせがあるものなのか。
私はアルプスで取材をしていました。
終盤で逆転を許し、2対3で惜敗。
一瞬、時が止まりました。
涙を流しながら、「ありがとう」と選手たちに声をかける保護者や応援団。
ベスト8のアルプスは、悔しくも暖かい場所でした。
「悔しいとしか言えない。それでも仲間を信じて戦えた。いい3年間でした。」
試合後インタビューで選手たちは涙を流しながら語ってくれました。
全国の強豪に臆することなく挑んだ下関国際
結果は、3781校のベスト8
この結果を見れば、誰もが認めることでしょう。
「これまでやってきたことは間違いじゃなかった」と。
しかし、選手たちはまだ満足していません。
その思いを晴らすチャンスが来月やってきます。
下関国際は甲子園ベスト8に入ったことで、福井県で行われる国体への出場が決まりました。
国体は甲子園ベスト8のチームを中心に12校で「日本一」を争います。
福井国体の高校野球(硬式)は9月30日から行われます。
「監督さんを『日本一の監督』にしたい」
選手たちが見据えているのは、高校野球の頂点です。