楢﨑 瑞の日記

地元

少し遅くなりましたが、
あけましておめでとうございます。

2019年の初コラムです。


年末は、少し長めにお休みをいただいて、
広島の実家でのんびり…

1週間も実家で過ごすのは久々で…
ただ家の中でゴロゴロしているだけなのに、
妙にワクワクしてしまいました。

そういえば、高校時代は寮生活でしたが、
時間があれば何かと実家に帰っていたことを思い出しました。
よっぽど居心地が良かったんでしょうね。
それは今も変わらないのですが。

大学時代の野球部仲間とも、久々に集まりました。
年末に飲み会をするのが恒例となっていましたが、一昨年は私が参加できず、会うのは2年ぶり。
それぞれ家庭を持ったり、肉付きが良くなったり、生え際の最前線が苦戦していたりと変化はありつつ…会話は他愛のない話題ばかり。
今日こんな事があっただの、あの店がどうだの、クルマがどうだの…
久々に会おうが、年齢を重ねようが、話の中身は、あの頃と何にも変わらないという。

地元の街も久々に歩いてみました。
よくご飯を食べに行ったお店も、
子供の頃、週末になれば母がいつも連れて行ってくれたショッピングモールも、
あの頃と何も変わらない…というわけではなかったのですが、それでも面影は残っていて、それだけで懐かしい気持ちになれました。

変わっているようで、変わらないもの。
変わっていないようで、変わっているもの。

ふと立ち止まる時間をくれるものと、
自分が進んでいる事を教えてくれるもの。

忙しい忙しいと言いながら、
毎日とても充実していて、すごく楽しい。

でも、ふと立ち止まらせてくれたり、自分の現在地を確かめさせてくれるものがあるって大切な事だと思うんですよね。

あの頃と何も変わらない、
他愛のない会話が「まぁ座っていけよ」と落ち着かせてくれて、

あの頃の面影だけが残っている場所の思い出が、「君も大人になったねぇ」と現在地を教えてくれる。

だから、忙しくも充実した毎日を突っ走れる気がするんですね。
私にとって「地元」は、そういう場所なのだと改めて気づいた年末でした。

そして、年末だろうと年始だろうと変わらず温かく迎えてくれる「居心地のいい」実家。
私が大好きなお餅を、毎日のように母がふるまってくれました。幸せな事だなぁ。

母「あんた、お餅って昔から好きだったっけ?餅まきが有名なんでしょ、山口県って」


そういえば、お餅が好きになったのは、
山口に来てからです。
「餅まき情報」に毎週触れているから、ですかね。

少しずつ、山口県が
私にとっての「地元」に近づいているのかもしれません…とか言ってみたりして。


どうぞ今年も、よろしくお願いいたします。