楢﨑 瑞の日記
ルールの盲点
ついに、ようやく、この季節がやってきました。
そう、高校野球…です!
4月18日から、県内4球場で、春季高校野球大会が始まりました。
去年の秋季大会終了から、
首をなが~~~~~~~~~~くして待っていた、
2019年の高校野球シーズンが、ついに幕開けです。
各チームが、冬の間にどんなレベルアップをしているのか?
その成果が見られる最初の大会が、春季大会なのです。
yabアナウンサー陣も、夏の大会の実況に向け、
ここから一気に取材活動が加速します。
いやもう、
取材とか仕事とかそれ以前の問題で
ただただ「高校野球が見たい!」という思いで、この日を待っておりました。
小学校から大学まで14年間を野球部として過ごした私にとって、
野球、とくに高校野球を見るという行為は、ほぼ呼吸に等しいというか。
春から秋まで、こうして高校野球を見られるのは何よりの喜びなのです。
18日の開幕日、意気揚々と宇部市のUPRスタジアムに足を運んだ私。
さぁ、今年の山口の高校野球はどうなるのかな…?
そんなワクワクを抱きながら球場に入りましたが、
どうやら楽しみにしていたのは私だけではなかったようで…
見えますか?ライトの守備位置あたりに見える、黒いシルエット…
ええ。カラスです。
外野の芝の部分にかなりの数のカラスがいました。
なかなか珍しい光景です。
いやいや、これはグラウンド整備の間だけだから、
さすがに試合中は…と思いきや、
これ。
ご覧のように、「左中間は任せろー!」と言わんばかりに
相当数のカラスがうろついて守備位置についております。
フィールドに出られるのは9人のはずですが…
目視できる限り、9人+11羽というところでしょうか。
公認 野球規則にはこうあります。
「野球は、囲いのある競技場で、監督が指揮する9人のプレーヤーから成る二つのチームの間で、一人ないし数人の審判員の権限のもとに、本規則に従って行われる競技である」
9「人」とは書いてありますが、その中に「羽」を含むとは書いていない…これはルールの盲点を突いた見事な作戦いやいやいやおかしいおかしい。
選手が守備位置についても全く退く気配のないカラスたち。
試合進行上、邪魔極まりないのですが、
実際に打球が飛んできた場面では、さすがの危機回避能力でサササっと逃げて行きました。試合中はグラウンドに入らないで~…
競技をする上ではあまりよろしくは無いのですが、
ちょっと珍しい光景ではありました。
彼らも高校野球を楽しみにしていた、という事にしましょうかね…
※グラウンドキーパーの方に伺ったところ、「芝の中に隠れている小さな虫を狙って大集合しているのではないか」とのことでした。