楢﨑 瑞の日記

秋は夕暮れ

10月も終盤。

朝晩の冷え込みや、陽が落ちる時間が早くなり、季節の移ろいを…

何か打ち慣れたワードだなと思っていたら、前回のコラムも同じ事を言っていました

…いかに「季節の移ろいに関してチープな感性しか持っていない」のか如実にわかりますね。

『枕草子』の清少納言ばりに豊かな感性を持ちたいものです。

 

「秋は夕暮れがすてき!夕日がさして山の端に近くなっているときに、

カラスさんが家に帰ろうとして3羽とか4羽とか、2羽とか3羽とか飛び急ぐ様子が、趣があるわね。

あと、雁が連なって飛んでいるのがとっても小さく見えるのもエモくていいわぁ…

日が暮れてから聞こえる風の音や虫の声の良さは言うまでもないわね!」

 

…という事が『枕草子』に書かれているわけですが(訳は楢崎の解釈です)

これくらい情緒のある表現ができるようになりたいですね。たぶん清少納言はエモいとか言いませんが。

 

季節…季節ですか…なにか感じること…うーん…

 

あ!最近、「かき氷器」を買いました。

かき氷を作る機械です。はい。

 

あまり外出しなかったからか、ことしの夏はかき氷をあまり食べる機会がなく…

「このまま秋、冬と過ぎて行くのはあまりに寂しい」という気持ちになりまして。

 

家電量販店で、かき氷器が何種類かセールになっていて(ここにも季節の移ろいを感じますね)

思わず買ってしまいました。

 

特段、かき氷を愛してやまない…というわけではないのですが。

「ふわとろのかき氷がご家庭で簡単に!」といううたい文句にも惹かれまして…

 

で、作ってみました。

 

うたい文句に偽りなし。

フワフワとろとろのかき氷が…

牛乳とイチゴジャムを混ぜたものを凍らせて、氷として使ったのですが、これがとても良い。

 

10月も終盤ではありますが、夏らしいかき氷を堪能しました。

 

外は気温も下がってきて、シーズンではないのかもしれませんが、

過ぎ去った夏を思い出しながら食べるふわとろかき氷も、なかなか趣があって良いものです。「いとおかし」です。

 

 

 

 

 

 

 

 

すみません。単に「かき氷器買ったよ!とってもおいしかったよ!」というだけの話です。

「いとおかし」って言いたかっただけでした。