沖田 総平の日記

マスクはどこへ消えた?

今から20年前、『チーズはどこへ消えた?』という本が大きな話題となりました。

ざっくり言うと「人は変化に対応すること、一歩を踏み出す勇気を持つことが大切」というような内容だった記憶があります。

変化が激しい今の時代は、その考え方がより必要だなと感じる今日この頃です。

 

それはさておき、最近そんな本のタイトルを拝借したくなるような事態が起きています。

それは「マスクはどこへ消えた?」

世界中に感染が広がりつつある新型コロナウイルスの影響で、どこの店に行ってもマスクが品切れ状態となっています。

「無い」と聞くと不安になるのが人間の常なので、マスク争奪戦が起きるのも仕方ないのかなと思います。

ただ、じゃあ品切れになるほどマスクが売れているから、周りを見渡した時に全員がマスクをしているかというと、全くそんなことがないのも事実。

ネット上で数百円のマスクが数万円で転売されているのを見ると「一体これって何なのかな?」と思わざるを得ませんね。

 

ちなみにすでに発表されている医学論文などを見ると、「マスクは、罹患者がくしゃみや咳をした時にウイルスを飛沫させないよう着用することには効果がある」ものの、健常者は「マスクをしていても、マスクをしていなくてもウイルスに感染する確率は変わらない」というデータがあります。

そもそもウイルスは非常に小さいため不織布のマスクを素通りしますし、いくらマスクをしていても、手を洗わずにウイルスが付いた手で何かを食べてしまえば、マスクをしていないのと一緒ですからね。

テレビなどでも「マスクがない時の感染予防法」などを繰り返し紹介していますので、それをしっかり参考にしながら、まずは手洗いを徹底することが大事かなと感じています。

 

ただ、ウイルス侵入は手洗いなどで一定の予防をすることができても、マスクがないと防ぐのが困難なのが花粉の侵入です。

花粉に備えて去年買ったマスクを家に置いてあるのですが、本格的に飛び始めるまでにマスク生産が追い付いてくれるか少し不安です。

今年の山口県内は例年に比べて花粉の飛散量が少なくなるとの予想が出ていますが、少ないだけで花粉が飛ぶことには変わりありません。

新型コロナウイルスも花粉も、早期に収束してくれることを祈るばかりです。