沖田 総平の日記

無観客で…

プロ野球のオープン戦に始まり、相撲、競馬…

新型コロナウイルスの影響で、“無観客”で行われているスポーツイベントがあります。

テレビ中継を見ていると、普段は声援にかき消されて聞こえないような打球音、ベンチからの指示、力士同士がぶつかる音、蹄がターフを叩く音などがよく聞こえてきて、よりライブ感を感じることができる一面もあります。

 

そんな“無観客”ってどんな感じなんだろう?と想像した時に、ひとつ思い当たることがありました。

「そういえば、ニュースって毎日無観客でやってるな」と。

たとえば「Jチャンやまぐち」は毎日多くの方にご覧いただいていますが、スタジオにいるのはカメラマンと、フロアディレクター(ディレクターの指示をスタジオ内に伝える人)だけ。どんなに面白いことを言っても目の前で笑ってくれるのは最大4~5人です(笑)

なので、たまにイベントなどで多くの人の前で話す時は、逆に勝手が違って緊張してしまうことがよくあります。

ならば普段多くのファンに囲まれてプレーしているアスリートは、この無観客の状況をどのように力に変えているのか、気になるところです。

 

一つ、人間ではありませんが面白いデータがあります。

競馬(JRA)では、無観客で行われた最初の2日間の72レース中、約半分の35レースで一番人気の馬が勝ったそうです。去年一年間に一番人気馬が勝った割合が3割程度だったことを考えると、かなり高い割合です。能力が高くても、観客の大声援に委縮してしまうような馬が、静かな環境だとしっかり力を出し切れるということでしょうか。

これはあくまでも馬の話ですが、人間でも同じようなことがあるのかもしれませんね。

 

何はともあれ、ファンが願うのは一日も早く、同じ空間で選手たちに声援を送ることです。

その時までは、少し離れた場所で選手たちの頑張りをそっと見守ることにしましょう。