楢﨑 瑞の日記
単純なもので。
身の回りの道具を新しくすると、気持ちも新たになるもので。
スケジュール帳を新しくすると、特に重要でもないことをひたすら書き込んでみたり、
パソコンを買い替えると、やたらと画面を磨いてみたり、
新しいシューズは毎日のように洗ってみたり…という具合です。
こういう前置きをすると、
「あ、何か新しく買いましたよって話だな」と分かっていただけるかと思うのですが…
今回はコレです。
ホットサンドメーカーです!
普段、あまり料理することはないのですが、
家の中で過ごす時間が多くなり、
せっかくだから何かお手軽に料理のようなことでもしてみようかと思いまして。
基本的には「挟んで、焼く」という比較的お手軽な作業で料理をした気分になろうという一見アクティブだけど気分転換の料理にすら横着をしたいという根本的な性格がにじみ出た選択なわけです。
「それで料理をした気分になるのはどうなの…」
皆様からの批判が聞こえてくるようです。
批判はごもっともです。
が、
シンプルに、食材を焼いて食う。
人類が火を発見し、最初に行われた原始的な調理法こそが「焼く」という行為であり、
その歴史はありとあらゆる調理法よりも長いはずです。
まさに、キングオブ調理。王道の中の王道。
食事の企画段階も包括する「料理」としてはいささか物足りないかもしれませんが、
食材を加工し食べやすくするという意味の「調理」としては基本中の基本なのです。
理論武装はこれくらいでいいでしょう。自分でも何を書いているのかわからなくなりました。
とりあえず焼くべし。
まず、牛肉詰め込みます。ぎゅうぎゅう。
味付けにブラックペッパーを振りかけます。
「焼いてからでよくない?」という声も聞こえてきますが、順番を間違えただけで過程は問題ではないのです。
そして米、冷凍のコーン、バターを乗せ、さらに牛肉を乗せます。
あふれそうですね。実際にあふれています。
当然、容量オーバーで閉じることができません。
が、火に当てていくと少しずつ閉じるようになってきます。ビバ、火力。
そのスキを狙って腕力にモノを言わせて閉じます。力こそパワー。
一枚目と写真が同じじゃないか!と気づいたアナタ。
まさか焼いているシーンを撮り忘れたなんてことはないので、些細なことは気にしないように。
時々裏返し(肉汁が落ちてアワアワし)ながら、両面がこんがりするまで焼けば出来上がり。
その名も「肉とごはんとコーンをバターと焼いたもの」の出来上がりです。
わー、ぱちぱちぱち。
…あまり知的でないタイトルですが細かいことは気にしない。
当コラムにおいては、正論を吐いた者が負けです。ご留意ください。
調理過程としては極めてシンプル。栄養素としても明らかな偏りがありますが、
なんとなくキャンプで食事を作っているような気持ちになれてとてもいいですね。
誰もやらないと思いますが、ぜひお試しあれ!
ちなみに、朝食では「既製品のメロンパンにバターをつけて焼いたもの」を作りました。
もはや「作った」という単語を使うのが許されるのか?レベルですが、
普通に食べるより何らかの高揚感がありますね。
ホットサンドメーカー、おすすめです。
と、まあ、こんな具合に
身の回りの道具を新しくすると、気持ちも新たになるもので。
ただ、毎度のことなのですが、基本的に長続きしないんですよね。こういうの。性格的なものでしょうか。
たぶん次回のコラムを書くころには、お肉はフライパンで焼いているでしょうし、メロンパンは普通に食べます。
この流れだけは何とかならぬものか。うーん。