沖田 総平の日記

1日も早い終息を願って

新型コロナウイルスの終息を願って、広くその存在が知られるようになったのが“アマビエ”。

江戸時代後期の印刷物に登場するアマビエは、肥後の国(熊本県)の海に出現した妖怪で、「今後疫病が流行するから、私の姿を絵に描いて見せよ」と予言したと言われています。

県内でもそんなアマビエにちなんだ商品が販売されていると聞いて、先日取材させていただきました。

まずは中村民芸社の大内塗のアマビエ!

大内人形と同じ木地にアマビエが描かれているので、丸くてとても愛らしい姿になっています。

「私の姿を絵に描け」とアマビエが言ったという言い伝えからすると、ぴったりの人形ですよね。

ちなみにアマビエといえば足が3本あることで有名ですが、形状の都合で、足は描かれないことになったそうです。

 

 

そしてもう一つが、舌鼓でおなじみの山陰堂が考案した、アマビエ上用。

上用まんじゅうとは、米粉と山芋を合わせた生地でこしあんを包んで蒸し上げたもので、お腹のウロコの部分に蓮の花の焼き印を転用するなど、この姿が完成するまでには試行錯誤があったそうです。

もちろん、味は絶品でした。

 

他にも、県内には様々な“アマビエ”が登場しているとのこと。

これらのご利益で、1日も早く新型コロナウイルスが終息することを願っています。