楢﨑 瑞の日記
背けることなく。
ありとあらゆるものが、大きく変わってしまった2020年が終わります。
1年前には予想できなかった日々の連続…
驚き、狼狽え、もがき…振り返れば、それを繰り返すなかで、
例年以上に「あっという間に」過ぎた年だったのかもしれません。
甲子園がなくなり、Jリーグも長い中断を余儀なくされました。
当たり前が当たり前でなくなる怖さと辛さ…いかに日常が、か細い線の上で成り立つ物なのかを知りました。
逆境や困難のなかにあって、何ができるか。
そんな中でもやり通さなけれればならないことはなにか。
大きな目標を失ってもなお、前を向こうとする球児たちに気付かされたこともあります。
同時に、そんなときだからこそ伝えなければならないこと、
アナウンサーとして、報道としてできることを考えた1年でもありました。
サッカー実況や番組MCという新たな仕事にも挑戦させていただき、
見え方や意識も少し変わったように思います。
何十年と経って振り返ったとき、
この2020年は、忘れたくなるような年なのかもしれません。
ただ、今しかできないことをやり抜く。あすはきょうの積み重ねでしかありません。
目を背けないことで見える景色もあるはずだと信じて、歳を重ねていきたい。
そう強く感じる年の瀬です。
2020年も、本当にありがとうございました。
新たな年も、何卒よろしくお願いいたします。