沖田 総平の日記

氷瀑を求め山中へ

あけましておめでとうございます。

2021年もよろしくお願いいたします。

 

年が明けて早々、強い寒気が県内を覆い、雪があまり降らないと聞いていた周南市中心部でも最大で5センチを超える積雪がありました。

地元の人たちも「こんなに積もるのは久しぶり」というほどの雪。去年が極端な暖冬だっただけに非常に驚かされました。

そんな中、取材先で「周南市八代の魚切の滝が、寒波で半分ほど凍っている」という話を聞いて、カメラマンとともに向かいました。

現地はまだ雪が残る山道。

山のふもとから500メートルほどあると聞いていたのですが、私はカメラ用三脚を担いでいたこともあり、これがなかなかの道のりでした。

道なき道を歩くこと20分あまり…やっとの思いでたどり着いた場所には、見事な景色が広がっていました。

滝の流れの両側には、水しぶきが凍ってできた大きな「氷の滝」が鎮座。

それ以外にもあちこちに大きな氷の塊があり、まさに自然が作り出す氷の芸術作品です。

苦労して山を登ってきた甲斐がありました。

 

ただ、この日のニュースで流れたのはこの「凍った滝」のみ。

当然のことかもしれませんが、そこにたどり着くまでの苦労は画面からは伝わらなかったと思います。

「車を降りたらすぐにその滝が見えるんでしょ?」と思われると悲しいので、一応ここで裏側を紹介させてもらいました(笑)