具嶋 柚月の日記
ある夜
「深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ」
という言葉をふと思い出してみる。
いつだったか、大学の講義で出てきた
19世紀のドイツの哲学者・フリードリヒ・ニーチェの格言である。
ある夜、
編集作業をして
「あー帰るの遅くなっちゃったなー。。。」
と思いながら会社を出ると、
??
積み上げられた 粗大ごみの上に
何か が飛び出しているのに気づいた。
これ。
んん?何だ?
暗闇の中 目を凝らして見てみると、おや?
“何か” が増えたぞ。
私は“そこ”に目が釘付けになって動けない。
すると、
にゃお。
め、目が合った!!! (||゜Д゜)
と、、、あれ?
”何か”の正体は、猫だったのか!笑
私が猫に注目するように、2匹の猫たちも、こちらをじっと見つめている。
どれだけの時間が経ったのだろう。(実際にはそれほど経っていない)
硬直状態が続いたのち、
おもむろに猫たちに近づいてみる。
嗚呼。かわいい。
ふわふわとした粗大ごみは、
彼らにとって最高のベッドになっている模様。
時には ”深淵” をのぞき込むのも、
悪くないかもにゃ。