田中 亨の日記
うれしい知らせ
うれしい知らせが届きました。
内容は「世界大会で最優秀賞を受賞!!!」
もちろん、「私が」ではありません。
9年前に取材させてもらった方からの連絡です。
↑鳥取県を拠点にウエディングフォトなどを撮影しているカメラマンの大塚健一朗さん
私が社会人1年目に鳥取県で働いていたころ、
初めて担当した特集で取材させてもらったのが大塚さんでした。
当時は国内のコンテストで様々な賞を受賞し、
❝日本トップクラスのカメラマン❞として注目されていました。
今でもはっきりと思い出します。
ウエディングフォトの撮影現場を撮影するため、実際の結婚式に入らせていただきました。
大塚さんとのスケジュール調整はもちろんのこと、
新郎新婦や結婚式場との調整も苦労したことを覚えています。
初めて担当する特集なのに、1人でテレビカメラを担いで取材に行かされ行きました。笑
私が撮影した映像は、ひどいものでした。
「結婚式というとても幸せな雰囲気の場所に来させてもらってるのに、
自分はこんな映像でしか この空間を表現できないのか・・・」
自分が撮影した映像を見て愕然としました。
大塚さんの写真を見せてもらうと、さすがプロ!
新郎新婦の一瞬の表情を永遠に残す技術。
「同じ場所にいるのに、見えている世界が違うのかな~」なんて新人の頃の私は思っていました。
大塚さんは当時のインタビューで「いつか世界一になりたい」とおっしゃっていました。
そして9年の時が流れ・・・「約束を果たしました!!」と大塚さんから連絡が来たのです。
世界最大規模の全米写真家団体PPAのフォトコンテストで最優秀賞を受賞した報告でした。
まさに世界一となった写真がこちら↓
『HOPE:希望』(撮影:大塚健一朗)
ベールが天高く舞い上がる瞬間を収めた1枚
天候、日没の時間、新婦の体調など様々な要素が奇跡的に揃ったから撮影できた写真で、
「一瞬ベールが止まって見えた」そうです。
「田中さんに1番に連絡したんだ。田中さんに約束したから」
写真の美しさもさることながら、
こうして世界一になっても同じ目線で語ってくださる大塚さんの心遣いにも感動しました。
私もいつか大塚さんのように、人の心を動かせる映像や声をお届けできるように、
そして、いつの日か大塚さんに良い報告ができるように目の前の仕事に向き合おうと思います。