楢﨑 瑞の日記
「やれば( )できる」
「アナウンサーという仕事をする上で、大切にしていることは?」
先日、ある中学校で職業講話の機会を頂いた時に出た質問です。
考えてみると、いろんな答えが浮かんできます。
ニュース原稿を読む(伝える)ときに意識すること、
MCとして番組の進行を担うときに意識すること、
あるいは取材やインタビューをするときに意識すること…etc
さまざまな仕事をする中で意識していること、
大切にしていることはたくさんあるのですが…
一番は「やれば( )できる」という言葉です。
ストレートな「やればできる」ではなく( )がありますね。
この中身が私にとって大切で。
喋りのテクニックはもちろん大切です。
知識や、どんな風に話を進めていくかという段取りも。
でもアナウンサー、マスメディアの一員として大切にしているのは、
「まずやってみる」という部分。
まずやってみることで、楽しさも、難しさも、しんどさも、喜びも初めてわかる。
やってみて、体験してみないと
向き不向き、楽しい楽しくないの判断ができないのです。
だから、( )の中に入る言葉は、
「やれば(続けることが)できる」
「やれば(やめることも)できる」
楽しくなさそうと思っていたことが実は楽しかったり、
自分は得意だと思っていたことが、実は違ったり。
まずはやってみないと続けることもやめることもできないですからね。
職業講話を聞いてくれた中学生のみなさんは、
まさにこれから、進路や将来のことで様々な選択をする時が来ます。
その時に、何かのヒントになればいいのですが…
私自身も、これから先、どんな仕事をするかはわかりませんが、
これからもその言葉を大切にしながら進んでいきたいなと改めて感じました。
しまった。真面目にコラムを書いてしまった。これはまずい。
キャラではないことをしてしまったので、
とりあえずお茶を濁すために何の脈絡もなく「ロケ先から何故か地下足袋で帰ってきた宮原アナの写真」を貼っておきますね。
どうぞご賞味ください。ではまた。