楢﨑 瑞の日記

軽の池の 浦廻行き廻る…

ふらふらと散歩をしていたら、

苗を植えたばかりの田んぼのそばで、のんびり過ごすおふたり…カルガモでしょうか。

田んぼに入るのかな…

苗を倒さないでね…と思いながら見守っていましたが、

のんびり田んぼのそばで身を伏せたまま。

 

万葉集に詠まれる、「軽の池の~」ではじまる紀皇女(きのひめみこ)の歌に出てくる鴨から「軽鴨」と書く説や、

ほかの鴨たちが冬鳥なのに対し、カルガモは夏にも留まることから「夏留鴨」と書くという説もあり…

よく見かけるので、別段珍しいというわけではないのですが、

その名前の由来など、探ればちょっと気になる鳥ではあります。

(万葉集の歌の内容や背景も、それはそれでとても興味深いのです。よければ紀皇女さんの歌を調べてみてくださいね)

 

 

オスなのかメスなのかも、

ちょっと見ただけではわかり辛かったり…(結局わかりませんでしたが)

 

 

苗がしっかり根付けば、雑草の種を食べて除草してくれることもあり、

すいーっと田んぼの中を泳ぐ姿はとても微笑ましく…

「ああ、夏なんだな」と感じますね。

 

カレンダーや世の中の動き、さまざまな行事で季節を感じることが多い日々ですが、

こうした何気ない風景や瞬間に季節の移ろいを感じられる幸せを感じました。

 

みなさんの周りには、どんな夏が来ていますか?