楢﨑 瑞の日記

「宮城の人」に

少し前の話になりますが…


先月20日のプロ野球・ドラフト会議で、

下関国際高校の古賀康誠投手が、

東北楽天ゴールデンイーグルスから 育成2位で指名されました。

「まだ実感がわきませんが、ほっとしています」

記者会見が終わった後、硬かった表情に少しだけ笑顔を浮かべた古賀選手。

準優勝した夏の甲子園では

「笑わないエース」なんて呼ばれたりもしましたが、

普段は冗談も言いますし、明るい選手です…

野球の時以外は、よく笑顔も見せてくれます。


「少し安心しましたが、ただ彼はここからです。

まだまだ、これから成し遂げなければいけないことが多くあるので」

そう話した坂原秀尚監督。

 

去年の秋から「プロで野球をすることをイメージして練習しなさい」と、

古賀選手に言い続けてきました。これから彼が進む道に向け、

気を引き締めることを促すような言葉ではありましたが、

表情からは喜びと安堵が…

記者会見場で、ずっと指名を待っていた2人。

ペットボトルに入った水が2人のために置いてあるのですが、

明らかに古賀選手より坂原監督の方が多く減っていて…


「(喉が)カラカラです。それはもう、緊張しましたから…

古賀はそうでもなかったみたいですが、

図太いのか、何も考えていないのか(笑)」


隣で少しはにかみながら笑う古賀選手。

「監督から、まずは【宮城の人】になりなさいと言われたので。

まずは地元の方から応援していただけるような選手になりたいと思います」

力強い決意でした。

 

下関国際を経由して大学でドラフト指名された選手は過去にもいましたが、

在校生の指名は初めてとのこと。

期待は高まりますが、

まずはケガなく2月のキャンプインを迎え、

支配下登録を目指して頑張ってほしいですね!