番組審議会とは
放送番組審議会は、放送のもつ公共的使命、放送番組の適正を審査し、番組向上を図ろうという機関です。
yabの放送番組審議会は、県内在住の9名の皆さんで構成され8月と12月をのぞき、毎月1回の定例会として行われています。
委員長
吉本秀子(山口県立大学 名誉教授)
副委員長
矢野道代(矢野健康体操研究会 会長)
委員
藤田敏彦(富士商株式会社 会長 兼 社長)酒田義矢(ユーピーアール株式会社 社長)
別宮潤一(朝日新聞山口総局長)
森脇直樹(山口新聞山口支社 支社長)
上田真寿美(山口大学国際総合科学部長)
毛利美友紀(周南公立大学経営企画部)
大久保直寛(山口県総合企画部 次長)
第329回 放送番組審議会
概要
| 開催年月日 | 2026年7月28日(火)17:00~18:00 |
|---|---|
| 開催場所 | 山口朝日放送3F役員会議室 |
| 出席委員名 | 吉本秀子 委員長 矢野道代 副委員長 酒田義矢 委員 森脇直樹 委員 上田真寿美 委員 毛利美友紀 委員 別宮潤一 委員 大久保直寛 委員 |
| 会社側出席者 | 代表取締役社長 阪本俊哉 取締役 総合管理局・編成業務局担当 数井英司 報道制作局長 末永弓子 番組審議会事務局長 松山和浩 |
議事録
課題 第95回系列24社放送番組審議会 委員代表者会議 テーマ
「生成AI・SNS時代におけるテレビの「価値と責任」
~革新技術とどう向き合うか~について意見交換が行われ、おおむね次のような意見が出された。
- 人手不足や業務効率化の観点から、情報収集や校閲、下打ち合わせ等のツールとして生成AIを活用することは不可避であり、積極的に活用すべきである。しかし、どれほど技術が進化しても、AIは過去の情報を集積したツールに過ぎず、放送に至る最終的な意思決定・確認・倫理的判断・責任は人間が負わなければならない。また、情報漏洩等のリスクを防ぐため、社内における利用ルールの策定や周知が急務である。
- SNSやインターネット上には、偽情報やフェイク画像、切り取り加工された情報が溢れている。その中で、放送法に基づき厳格な取材と裏付けを行ってきたテレビメディアは「信頼できる情報源」としての価値がより高まる。フェイクを見抜き、正誤を判断して社会に伝える「ファクトチェック」の役割を果たすことこそが、ネットに対するテレビ最大の差別化であり社会的責任である。
- AIによる画像生成や音声合成が進むことで、著作権・意匠権の侵害だけでなく、個人の肖像権や「声の権利」の曖昧化、さらにはフィクションとノンフィクションの境界線が不透明になるリスクへの懸念がある。テレビ局はこれまでの権利処理や取材のノウハウを活かし、慎重かつ率先して規範を示すべきだ。
- 若年層を中心にテレビ離れが進み、情報収集の手法が多様化している。速報性や「タイパ」を求める視聴者に対して、番組内容に関するタイムスケジュール等の情報提示などSNS的なアプローチに歩み寄る工夫も検討の余地があるとされる一方、幼少期からのモラル教育やリテラシー教育も重要である。
- 最終的に残るのは、人間ならではの「感性」「センス」「手作業」による創造性である。地域に密着した丁寧な取材や、ドキュメンタリー番組のように人の情熱や温かみが込められたコンテンツ作りこそがテレビ業界の最大の財産であり、AI時代においても視聴者の信頼と安心を生む核になる。
といった意見が出された。
続いて、局側から6月分視聴者応答記録の報告があり、
次回開催日は2026年9月29日(火)午前11時から「孤島に還る~徳山湾・仙島の記憶」がテーマとなった。

