番組審議会とは

放送番組審議会は、放送のもつ公共的使命、放送番組の適正を審査し、番組向上を図ろうという機関です。
yabの放送番組審議会は、県内在住の7名の皆さんで構成され8月と12月をのぞき、毎月1回の定例会として行われています。

委員長

吉本秀子(山口県立大学国際文化学部 教授)

副委員長

矢野道代(矢野健康体操研究会会長)

委員

藤田敏彦(富士商株式会社 会長兼社長)
酒田義矢(ユーピーアール株式会社 社長)
後田竜衛(朝日新聞山口総局長)
石田晋作(山口新聞山口支社 支社長)
池田博之(山口県総合企画部次長)

第282回 放送番組審議会

概要

開催年月日 2021年10月26日(火)
開催場所 山口朝日放送本社 3階 役員会議室
出席委員名 吉本秀子委員長
矢野道代副委員長
藤田敏彦委員
後田竜衛委員
石田晋作委員
池田博之委員
会社側出席者 代表取締役社長 天野尚彦
常務取締役編成業務戦略局担当・報道制作局担当 編成業務戦略局長 番組審議会事務局長 関山吉宣
報道制作局長 数井英司
編成業務戦略局編成部長 渡辺正樹

議事録

課題番組の「波田陽区の山口の学生さんも頑張ってますから!」について意見 

交換が行われ、おおむね次のような意見が出された。

・若者や学生たちを応援しようという趣旨は、山口の視聴者の皆さんにも賛同と共感を生んだのではないかと思う。

・内容的には大変楽しめた。

・若者の頑張りを楽しんで見てもらえるよう、番組が作られているところは非常に良かったと思う。

・自社制作番組の中で、この素材、この3人に焦点を当てたということがまず大変新鮮だった。

・波田陽区さんとえもとさんのコミュニケーションが非常に自然で、リズミックに番組が流れていく感じが良かった。

・この3人の素材を見つけたとことが、今回の成功のカギだったのではないかと思う。

・非常に面白く拝見し、何も考えずに楽しませてもらった。

・同世代の小・中・高校生の方達が見ても、勇気づけられるような、自分たちが住んでいる身近な所にも世界に通用するような子供たちが普通に暮らしていることが分かった。

・見ていて感動した。

・テンポよく進行していて、内容もそれぞれ切り口が変わっていて、流れもよく分かった。

・メインの3人の頑張っている姿がすごく伝わったと思う。

・学校の中だけでなく、家に帰ってから等、学校外で努力をしている姿というのがすごく伝わったのではないか。

・子供だけではなく、先村さんのお父さんが運転手をされたり、てしま旅館の女の子も、家族で猫の保護などしていて、家族がどうやって子供が頑張ろうとしていることを支えているのかも分かり、非常に良かった。

といった意見が出された。その一方で

・男性が中心で活躍する社会で、女性が補助的といったイメージを固定化させるような内容に見えてしまうことは、テレビや新聞という我々の仕事は気を付けないといけないのではと気になった。

・正攻法のドキュメントみたいなものでも良かったのかなという気がした。

・最後の後半5分くらいに非常にCMが多く、終わったかと思えばまたと、詰め込んだという感じがした。勿体ないと思った。

・タイトルと中身が違っているのではないかと一番気になった。

・ローカル番組で違和感を感じ続けるところは、芸能プロダクションのタレントを使っているという点がずっとある。局アナが紹介するほうが良いと感じる時もある。

・この3人を見ると、もっと深堀りしたらもっと違う楽しい番組に出来るのではないかなという気がした。

・捨てられた猫の可哀想な姿の写真は、放送する時間帯を考えると、もっと使い方に工夫の余地があったのではないかと思った。

・3人の内、1人ぐらいは中継風に繋いで、波田さんなりえもとさんからエールを送ってあげると、頑張っている所を応援するというコンセプトがしっかり出てきたのではないかと感じた。

・大学生の山頭火のネタが小間切れになってしまって、何が面白いのかがいまいち分からなかった。

・波田さんとえもとさんがいるスタジオで、クイズの答えを書いて出すときに、見る度に光が反射していた。それがないとストレスなく見られると感じた。

・手島さんの所でなぜスタッフが体操着で登場していたのか。

・コロナ禍の中で頑張っているということなので、コロナで苦労している点や実際影響していることがあれば、そういったことも少し含まれれば良かったと思った。

という意見もあった。

次回開催日は、2021年11月30日(火)です。