番組審議会とは
放送番組審議会は、放送のもつ公共的使命、放送番組の適正を審査し、番組向上を図ろうという機関です。
yabの放送番組審議会は、県内在住の7名の皆さんで構成され8月と12月をのぞき、毎月1回の定例会として行われています。
委員長
吉本秀子(山口県立大学国際文化学部 教授)
副委員長
矢野道代(矢野健康体操研究会会長)
委員
藤田敏彦(富士商株式会社 会長兼社長)酒田義矢(ユーピーアール株式会社 社長)
後田竜衛(朝日新聞山口総局長)
石田晋作(山口新聞山口支社 支社長)
池田博之(山口県総合企画部次長)
第288回 放送番組審議会
概要
開催年月日 | 2022年5月31日(火) |
---|---|
開催場所 | 山口朝日放送本社 3階 役員会議室 |
出席委員名 | 吉本秀子委員長 矢野道代副委員長 後田竜衛委員 石田晋作委員 |
会社側出席者 | 代表取締役社長 天野尚彦 常務取締役 編成業務局担当・報道制作局担当 編成業務局長 関山吉宣 報道制作局長 数井英司 編成業務局 編成部長 三谷弘幸 報道制作局報道制作センター 主任 竹内研二 番組審議会事務局長 藤本郷史 |
議事録
課題番組の「地球にも体にもやさしさ全開 やさしぃ~旅」について意見交換が行われ、おおむね次のような意見が出された。
- 良い所を取り上げながらお互いの魅力を紹介し合うコンセプトは大変工夫がされていて良かった。
- それぞれの場所を紹介するというのは発見がたくさんあり大変興味深かった。
- 旅番組ということで行ってみたいと思う所が満載だった。
- 沖縄と山口を設定したというのはヒットだったのではないかと思った。
- 沖縄らしい雰囲気とやさしさ、あたたかさ、癒しというのが表現されていて良かったと思った。
- 気温も環境も違う落差が表現されていて非常に面白かったなと感じた。
- 非常に分かりやすい切り口で楽しかった。特に沖縄の読谷村のサンゴの養殖施設は小さな積み重ねで地球を守っていこうという話で非常に勉強になり大変良い中継だった。
- SDGsを思い浮かべるような環境にやさしいという以外にもバラエティーに富んだ内容で面白かった。
- すゑひろがりずさんとリポーターの息が合っていてテンポよく番組が進行されていた。
- やさしぃをキーワードにやさしぃが出たら鼓を叩く演出は面白かった。
といった意見が出された。その一方で
- 沖縄と繋ぐのであればカルスト地形というのも以前はサンゴ礁だったということにも触れてあれば良かった。
- 温泉街を楽しむ人の安全を守ろうというその辺は凄く良い工夫とは思ったが、もう少し言葉で説明して伝えることができてもよかった。
- 「美人リポーター」という表現はSDGs、ジェンダー平等の観点で気を付けるべきことで配慮が足りないのではないか。
- 気温10度と寒い所で水着姿になって海の中に入って寒いという演出は楽しく見る人もいるだろうが、ソーシャルやバランスの観点で評価される視点が必要じゃないかなと思った。
- 秋吉台での山焼きという文化をどういう風に守っていくのか少しでも紹介があればいつも見慣れている緑の風景がなぜ黒いのかということが沖縄の方にも理解できたのではないか。
- 1時間をかけて北浦、萩、長門の方に移動した必然性は伝わりにくかった。
- 浴衣姿が目の保養など悪気があって言ったコメントではないだろうが受け取り方によってはジェンダーの点から気になる人もいるかもしれないと思った。
- 沖縄の自然が貴重なんだと分かりやすく紹介されていて、それに比較するとどうしても山口県はもう少し突き詰める所はあったのではないか。
- 沖縄県内ではあまり移動なく中継をやっていて凄くエコで良かったと思う反面山口県内の移動は結構忙しく違和感があった。
- テレビ番組もSNSのように「いいね」が押せて双方向で反応できればいいと思った。
という意見もあった。
次回開催日は、2022年6月28日(火)です。