番組審議会とは

放送番組審議会は、放送のもつ公共的使命、放送番組の適正を審査し、番組向上を図ろうという機関です。
yabの放送番組審議会は、県内在住の7名の皆さんで構成され8月と12月をのぞき、毎月1回の定例会として行われています。

委員長

吉本秀子(山口県立大学国際文化学部 教授)

副委員長

矢野道代(矢野健康体操研究会会長)

委員

藤田敏彦(富士商株式会社 会長兼社長)
酒田義矢(ユーピーアール株式会社 社長)
松下秀雄(朝日新聞山口総局長)
石田晋作(山口新聞山口支社 支社長)
池田博之(山口県総合企画部次長)

第291回 放送番組審議会

概要

開催年月日 2022年9月27日(火)
開催場所 山口朝日放送本社 3階 役員会議室
出席委員名 吉本秀子委員長
矢野道代副委員長
藤田敏彦委員
松下秀雄委員
石田晋作委員
池田博之委員
会社側出席者 代表取締役社長 天野尚彦
常務取締役 編成業務局担当・報道制作局担当 編成業務局長 関山吉宣          
役員待遇報道制作局長 数井英司
編成業務局 編成部長 三谷弘幸
報道制作局報道制作センター部長(報道担当) 益野勝義
番組審議会事務局長 藤本郷史

議事録

当日課題番組の「Jチャンやまぐち」について意見交換が行われ、概ね次のような意見が出された。

  • テロップで要点を分かりやすく振り返る所が耳から聞くだけではなくて最後に視覚にも訴えて頭にも残るような構成になっている

  • 活躍している山口県民の今というのを生き生きと伝えようと努力をしている
  • 最初の前半の所だけ見ても十分満足できる構成になっている
  • ユニークな視点のコーナーがあり、作り手の方の工夫や苦労を感じた
  • 部活の地域移行というテーマでは違う視点、角度から構成によっては別の面白い1本の番組になるのでは
  • 細かい身近な情報を捉えて前後半見ても違いが伝わってきて非常に良かった
  • 若いアナウンサーを起用されているということで非常に軽い雰囲気で肩肘張らず見ることができた
  • 番組の最後にコロナや天気など関心の高いものをもう一回念を押されるのもよい
  • 本当に地域の情報番組になっているなと感じた
  • やっぱりニュースを集めるという事がいかに大変なのかということに尽きる
  • コロナや台風が近づいて来た時は番組全体を通じて3回ぐらい気象情報を流しているという非常に細やかなタイムテーブルでニュースも非常にテンポよく流れていて一つ一つの項目を丁寧に順番も考慮されている
  • 全体を見ていて後半の45分だけでも十分厚みがあって内容満載だった
  • 10年ぐらい前と比べて格段によくなった
  • 市民団体の動きなど気にしてないと中々拾えないしバランスよく賛成も反対もあるというかたちで上手く両方を取り上げていたという所がよかった
  • 行政にインタビューをしたときに、担当者の個人名も出して公務員の個性を出しつつ紹介をしていたのはよかった

といった意見が出された。その一方で

  • 何故蚊が刺しに来るのかという所を遺伝子のパターンが違うとどういう風に蚊が認識して血を吸うのかという説明がなく、そこが一番知りたい所だった
  • 県外に出て行く人は地元が大好きではないかというと、必ずしもそうではないので、もう少し丁寧に説明をしてあげるとよかった
  • 阿武町の誤給付問題で田口被告の資料映像として使われる山口南署から出てすぐ髪が強風で乱れ顔が見えなくなる場面、見方によっては意地の悪い笑いを取るような映像なので配慮があればよかった
  • 部活動の地域移行も今は県や市も取り組んでいるので県とか市の担当者の考え方も聞いてみるとよかった
  • 資料映像の左上の方に写真とテロップが出る時に建物の名前があったりなかったりしていた
  • 気象情報が落ち着かない。どうして女性アナウンサーが日替わりになったのかと一般視聴者の方も気になったのではないか
  • 報道は原稿があるがそれだけで伝えないといけないのか、もっと自分の言葉で伝える部分もあってもいいのではないか
  • 前半部分と後半部分で同じニュースが2回必要なのかと感じた
  • コロナは毎日報道する必要があるのか、大きな変化がある場合を除けば必要ないのではないか
  • ローカル局としての伝え方というのはキー局と違っていいのではないか
  • 総合支援学校や障害のある人にも「手を差し伸べています」という表現があって、上から目線のニュアンスを感じてしまったので気をつかってほしい
  • 日本社会に慣れたお子さんがいたとしても、そのお子さんでも分かるやさしい日本語、日本語をある程度かじった状態でも分かるやさしい日本語と言うのが今、一つの課題になっていると思うので今後取り上げると深みが出る
  • 岩国のバスケットチームに外国人選手がいっぱい来たとあったが、外国人というだけではなく国籍も知りたかった
  • 明るい話題の例としてビジネスの面白い取り組みとかNPOの面白い取り組みなどがあり、ニュースに入ってくると明るい感じが出てくるのでは
  • 天気予報が他局に比べて工夫の余地がある、クロマキーはやりにくいとは思うがキャスターの目線が下にいっている

という意見もあった。

次回開催日は、2022年10月25日(火)です。