番組審議会とは
放送番組審議会は、放送のもつ公共的使命、放送番組の適正を審査し、番組向上を図ろうという機関です。
yabの放送番組審議会は、県内在住の7名の皆さんで構成され8月と12月をのぞき、毎月1回の定例会として行われています。
委員長
吉本秀子(山口県立大学国際文化学部 教授)
副委員長
矢野道代(矢野健康体操研究会会長)
委員
藤田敏彦(富士商株式会社 会長兼社長)酒田義矢(ユーピーアール株式会社 社長)
松下秀雄(朝日新聞山口総局長)
浅川正司(山口県総合企画部次長)
森脇直樹(山口新聞山口支社 支社長)
第310回 放送番組審議会
概要
開催年月日 | 2024年7月30日(火) |
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開催場所 | 山口朝日放送本社 3階 役員会議室 |
出席委員名 | 吉本秀子委員長 矢野道代副委員長 藤田敏彦委員 松下秀雄委員 浅川正司委員 森脇直樹委員 |
会社側出席者 | 代表取締役社長 天野尚彦 常務取締役 編成業務局担当・報道制作局担当 関山吉宣 報道制作局長 末永弓子 編成業務局長 松山和浩 編成業務局 編成部長 三谷弘幸 番組審議会事務局長 藤本郷史 |
議事録
議題「地上波テレビに求められる災害・気象報道のあり方」について意見交換が行われ、おおむね次のような意見が出された。
- SNS上の情報を探した方がリアルな現場の写真なり映像なりが入手できる時代なので、そういう状況の中でどういう災害報道をしていったらいいのか
- 最近の自然災害は規模が大きくて、災害であるとか気象予報というのは重要性を増している
- 局地的になってきているのでよりローカル局の重要性、ローカルではないと出来ないものというのがあるんだろう
- 動画の映像を見て想像をはるかに超える地上波のテレビの迫力の凄さとラジオとの違いを非常に感じた
- テレビは見る限り一目瞭然でこんな状態なんだということが分かる
- 東日本大震災の後からは非常にテレビもラジオも新聞も情報をたくさん出してくれているんじゃないかと感じる
- 復興についてはテレビで被災地の情報とか、今どうなっているという情報を流してもらうのは、被災地の状況が分かるのでこれは非常にいいと思う
- 各局の競争というのを抑えたいという部分で災害時の協力協定とか連携協定が出来ればいいのではないか
- ローカル局だと、自分の所に起きている県内の災害というのは詳しくリアルタイムで伝えられるというのは一番のメリットが出せる部分である
- 事前に予測されるものならば何日前はこんな報道、瞬間的にはこんな報道というタイムラインを持つ必要があるのではないか
- ローカル局としてキー局ではできない報道の仕方というのがあるのでは
- 地元のことをよく知っている方が伝えるともっと正確で的確な情報を発信できるのではないか
- ボランティアに対する活動の報道が少ないのではないか
- 他局の報道を見ていても、どうしても同じような所を同じように報道をしているように感じる
- テレビの場合はいい面と悪い面があるが、いろんな情報を流すことが出来るという一方で、あまりにも情報が多すぎるのではないか
- 一番危ない時間帯はむしろ情報を絞った形で出すという報道の仕方があるのではないか
- テレビから情報を入手するというのが、特に後期高齢者が多いということからすると伝え方が難しいので、こういう点を考えていかなくてはいけないのではないか
- 被災地で、こんな課題があったとか、そういったことを掘り下げて伝えていくのもテレビとしての一つの大きな役割なのではないか
- データ放送で必要な時に必要な地域の物が見られるという情報が更に充実するといいのでは
- 信頼度という意味では、SNSとか読者提供の映像があるがファクトチェック、どうやって裏を取るのかと怖い部分もある
- ライフラインの現状とか避難所で何が求められているのかなど細かい所でいうと、給水所の設置場所とか地域、地元の細かい情報を流せるのはローカルメディアの役割だと考える
- 山口県の周りは川の流域、支流によってきめ細かい情報が欲しいのにもかかわらず、行政の情報はそれに全然追い付いていない
などの意見が出された。
次回開催日は、2024年9 月24日(火)です。