番組審議会とは
放送番組審議会は、放送のもつ公共的使命、放送番組の適正を審査し、番組向上を図ろうという機関です。
yabの放送番組審議会は、県内在住の9名の皆さんで構成され8月と12月をのぞき、毎月1回の定例会として行われています。
委員長
吉本秀子(山口県立大学国際文化学部 教授)
副委員長
矢野道代(矢野健康体操研究会会長)
委員
藤田敏彦(富士商株式会社 会長兼社長)酒田義矢(ユーピーアール株式会社 社長)
松下秀雄(朝日新聞山口総局長)
浅川正司(山口県総合企画部次長)
森脇直樹(山口新聞山口支社 支社長)
上田真寿美(山口大学国際総合科学部 教授)
毛利美友紀(周南公立大学経営企画課)
第311回 放送番組審議会
概要
開催年月日 | 2024年9月24日(火) |
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開催場所 | 山口朝日放送本社 3階 役員会議室 |
出席委員名 | 吉本秀子委員長 藤田敏彦委員 松下秀雄委員 森脇直樹委員 上田真寿美委員 毛利美友紀委員 |
会社側出席者 | 代表取締役社長 天野尚彦 常務取締役 編成業務局担当・報道制作局担当 関山吉宣 編成業務局長 松山和浩 報道制作局長 末永弓子 編成業務局 編成部長 三谷弘幸 報道制作局 報道制作センター 周南支社 井上隼 番組審議会事務局長 藤本郷史 |
議事録
課題番組「テレメンタリー2024 宝の海と原発マネー」について意見交換が行われ、おおむね次のような意見が出された。
- この問題に対して知らないことが多くてとてもよく分かった
- ナレーターの生野文治さんの声が内容にとても合っていた
- 両者の交わり方が冷静に描かれており、大変勉強になった
- 硬派な番組を作っていただけて、社会的に意義のあることだ
- 賛成反対二分しているという2人を取り上げたのはとても着眼点が良かった
- 賛成、反対派の交流というか対立というのが非常に分かりやすくすっと入ってきた
- こういった番組で問題提起をするというのは、やっぱり大切な事だ
- これからも継続して追いかけて取材をしてほしいと応援している
- 高齢化が進む中で、これからを決めるのは次世代を担う若者であり、主張するのも若者であってほしい、いろんな若い方にこの番組を見てほしい
- 正攻法のやり方で、まとまって分かりやすく説明をしていた点でとても評価できる作品
- 自然を守ろう、海を守ろうと、融和して対立をしていた反対派、賛成派が生活の上で連携もあるんだと取り上げた所はほっとし、住民側の視点で描かれて良かった
といった意見が出された。その一方で
- どうしても30分の制約の中で、もう一つさらに深掘りができればよかった
- 視察に来られた方が実際に話を聞かれてどう感じられたのか
- いろんな立場の人たちがいるので、そのような人たちがこの番組を見たときに、どう感じられたのかを知りたい
- 原発だとか中間貯蔵施設について本当に賛成、反対かそれぞれの意見の討論を是非してほしいと思った
- 一事業者や一市町だけでなく、国が積極的に関与して責任を持ってほしい
- 地域の若い方、次世代を担う地元の若い方はどんな意見を持っているのか気になったので、どんな意見を持っているのかを取り上げてほしい
- 原発も基地問題も国策で、地域の一定の人たちの話題として埋もれていて全国区になっていかないということが各地で起こっている
- 難しい問題なので解説などが必要なのかなという気がする
- 人間の感動モノが優秀賞など取ったりとかするのを見ているので、社会派の番組はなかなか全国区にはなれないのかと、問題意識を持っている
という意見もあった。
次回開催日は、2024年10 月29日(火)です。