番組審議会とは
放送番組審議会は、放送のもつ公共的使命、放送番組の適正を審査し、番組向上を図ろうという機関です。
yabの放送番組審議会は、県内在住の9名の皆さんで構成され8月と12月をのぞき、毎月1回の定例会として行われています。
委員長
吉本秀子(山口県立大学国際文化学部 名誉教授)
副委員長
矢野道代(矢野健康体操研究会 会長)
委員
藤田敏彦(富士商株式会社 会長 兼 社長)酒田義矢(ユーピーアール株式会社 社長)
松下秀雄(朝日新聞山口総局長)
森脇直樹(山口新聞山口支社 支社長)
上田真寿美(山口大学国際総合科学部長)
毛利美友紀(周南公立大学経営企画課)
渡壁敏(山口県総合企画部 次長)
第320回 放送番組審議会
概要
| 開催年月日 | 2025年7月29日(火) |
|---|---|
| 開催場所 | 山口朝日放送 3F 役員会議室 |
| 出席委員名 | 吉本秀子 委員長 矢野道代 副委員長 藤田敏彦 委員 松下秀雄 委員 森脇直樹 委員 上田真寿美 委員 毛利美友紀 委員 渡壁敏 委員 |
| 会社側出席者 | 代表取締役社長 阪本俊哉 常務取締役 編成業務局・報道制作局担当 関山吉宣 常務取締役 コンプライアンス担当 諸岡亨 報道制作局長 末永弓子 編成業務局 編成部長 三谷弘幸 番組審議会事務局長 松山和浩 |
議事録
課題「地上波テレビとコンプライアンス~テレビの信頼回復にむけて~」について意見交換が行われ、おおむね次のような意見が出された。
- 一般的にコンプライアンスについはて国民の認識、受け止め方が時代とともに変化してきていると思う
- 最近ではSNSの登場により個人の自由な意見が容易に発信できるので、その中では逆に慎重な対応が求められるのではないか
- フジテレビ問題は、コンプライアンスに対する認識の甘さ、プライベートな問題として処理しようとした幹部の判断など、結果からみると大いに反省するべき点がある
- まずはコンプライアンス順守の考え方やその基準、相談、審査体制を明確化するとともに、対外的に分かる形で示されていくことが重要であると思う
- 意識啓発や外部の有識者を含めた相談、通報しやすい環境整備などが求められる状況であると思う
- 個々の社員、職員が問題があると認識しながら、それまでの慣行、社内評価の在り方、当事者意識の欠如から問題を先送りする流れ、あるいは時代の変化に対応できなくなったことが要因と思われ、上層部はもとより一般の社員それぞれが意識改革を進めていくことが重要
- 昔のテレビと比べ今はすごくコンプライアンスや人権など様々な問題を意識して番組を作っているのだなと感じるところがあり、その部分が番組を作りにくくしてしまっているのではないかなと思う
- 報道の時間もあればバラエティの時間もあって情報番組の時間もある。1つのチャンネルで一緒くたにされるからちょっと気の毒だなと思う
- 意見が言える風通しの良い組織づくりがまずは大事だと思う
- フジテレビは一部の力を持った方が長く君臨して、それに対して誰も物が言えない雰囲気があったと思う
- 意見、反論してくれる幹部こそ耳を傾けたり、起用したりが組織としては必要なのかなと思う
- 時代とともに変わっていくので、常にハラスメントやこのような問題について時代感覚を新たにしながら取り組んでいかなければならないと思う
- どこかが不祥事を起こした場合は、相当批判的な報道をしながら自らの場合はどうなのだと。人には厳しく自分には甘いのではという世間的な批判が今回は多かったのではないかなと思った
- 常に時代の感覚を持ちながら変化すべきところは変化していかなければいけないのかなと思った
- 新しい常識を持った若い世代がちゃんと声を上げていける場を作っていかないといけないのかなと思う
- 今のSNS時代では即時に拡散される。つまりは一度の失敗が凄く大きな批判を呼ぶことになると言う事
- ジェンダーや多様性への配慮が今の時代は強く求められるようになって、番組の内容の価値観も変化してきていると思う
- 今後の在り方としては信頼性が競争力になるのではないかと思う
- SNSで裏のことが分かってしまうので、今は誠実であることが回り道であるかもしれないが、視聴率につながる時代なのではないかと考えた
- 今後は従来の人気番組優先から信頼重視、倫理重視の方向性に変化していくべきではないか思った
- フジテレビ第三者委員会報告書を読んでみて良いと思ったことは、WHOの性暴力の基準をベースにして定義していたことではないかなと思う
- なぜ中居氏がジャニーズに対してテレビ局が何も言えなかったのか、引き続き使ったのかということはもちろん視聴率の問題であって、そこがテレビの特殊性なのかなと思った
- 女性の方もたくましい意識が生まれてこのアナウンサーAさんも頑張って声を上げたのかなと思った
- 今回スポンサーが下りたのが大きかったのであって、それがなかったら何も起こらなかったのかもしれないとも思った
- スポンサーがフジテレビを拒否したのは一般企業の方が、日本以外の国際社会を知っているということだと思う。スポンサー企業は国際的に海外の消費者を相手にしているようになってきているので国際的な社会的責任みたいなものをテレビ局も感じなければいけない時代になってきたのかなということを思った
といった意見が出された。
続いて、局側から6月分視聴者応答記録の報告があり、
次回開催日は2025年9月30日(火)17時から、テレメンタリー「遺骨は今も海の底」がテーマとなった。

