番組審議会とは

放送番組審議会は、放送のもつ公共的使命、放送番組の適正を審査し、番組向上を図ろうという機関です。
yabの放送番組審議会は、県内在住の9名の皆さんで構成され8月と12月をのぞき、毎月1回の定例会として行われています。

委員長

福田百合子 (中原中也記念館名誉館長、山口県立大学名誉教授)

副委員長

吉本秀子(山口県立大学国際文化学部 教授)

委員

藤田敏彦(富士商株式会社 会長兼社長)
矢野道代(矢野健康体操研究会会長)
小島達也(朝日新聞山口総局長)
酒田義矢(ユーピーアール株式会社 社長)
福田浩治(山口県総合企画部次長)

第253回 放送番組審議会

概要

開催年月日 2018年11月27日(火)
開催場所 山口朝日放送本社 役員会議室
出席委員名 福田百合子委員長
吉本秀子副委員長
藤田敏彦委員
矢野道代委員
福田浩治委員
小島達也委員
会社側出席者 代表取締役社長 天野尚彦
取締役編成局、技術局担当 芳沢重雄
取締役総務局担当 小川容
取締役報道制作局担当 報道制作局長 諸岡亨
編成局長 藤本郷史
編成業務部長 渡辺正樹
報道制作局報道部副部長 中村俊博
番組審議会事務局長 赤穴泰博

議事録

課題番組のyab開局25周年特別番組「Age25 ~さらなる飛躍へ~」について意見交換が行われ、おおむね次のような意見が出された。

 

・番組の最初に、一の坂川の桜、瑠璃光寺、長門峡、ちょうちん祭りなどの映像が出てきたのが、非常に綺麗で印象的だった。それを見た人に、山口はいい所だなと感じてもらえると思うので、たいへんいい構成だったと思う。

・出演した2人は忙しくて、取材を申し込んだらすぐにOKが出て、いつでもどうぞという人ではないと思うので、番組を作るのは大変だったろうと思った。特に久保選手の取材にベルギーまで行ったときに、試合に出場しなかったのは残念だったが、番組作りの苦労が偲ばれる感じがした。

・生インタビューは非常に臨場感があってよかったが、ADの人が何度もカメラの前を横切ったりするのは、演出的にどうなのかと疑問に思った。

・せっかく生インタビューの場を設けているのだから、もっと本音の部分を引き出してほしかったと思う。久保選手については、録画部分の構成が雑な感じがして、内容が分かりにくいところがあった。

・久保選手の言葉の中で、「もっと上に行きたい」というのが印象的だった。「さらなる飛躍へ」という番組タイトルよりは、この「もっと上に行きたい」という言葉をタイトルにしたほうが、より直接的でよかったのではないかという気がした。

・インタビューで、質問者の顔を出さず、声だけで質問するという形だが、視聴者にとっては何となく不満が残る。やはり質問者も顔を出してインタビューをするほうが、説得力があるような気がする。

・「さらなる飛躍へ」という番組タイトルだったが、石川選手については、フィジカルトレーニングをして、中国人しか使えなかったラバーを使えるようになったとか、これまで知らなかった情報を得ることができたが、久保選手については、そのようなフィジカルな部分が伝わってこなかったので、大丈夫だろうかと心配になった。

・yab開局25周年記念に因んで、25歳の2人のスポーツマンを取り上げたという今回のテーマは、一般の視聴者には分かりにくかったのではないか。やはりMCを設定して、その旨をはっきり言葉で言わなくては、明確にその意図が伝わらなかったのではないかと思う。

・全体的に、インタビュー番組なのか、VTRを中心とした番組なのか、どっちつかずの印象を受けた。いずれにしても、もう少しそれなりの構成の仕方があったのではないかと思う。

・25年前に生まれた2人でなく、たとえば、ある人が25年キャリアを積んできてこのようになった、というような人物を取り上げてもよかったと思う。そうするともっと深みのある興味深い言葉を聞けて、面白い番組になったかもしれないと思った。

といった意見が出された。

 

次回開催日は、2019年1月29日です。