番組審議会とは
放送番組審議会は、放送のもつ公共的使命、放送番組の適正を審査し、番組向上を図ろうという機関です。
yabの放送番組審議会は、県内在住の9名の皆さんで構成され8月と12月をのぞき、毎月1回の定例会として行われています。
委員長
福田百合子 (中原中也記念館名誉館長、山口県立大学名誉教授)
副委員長
吉本秀子(山口県立大学国際文化学部 教授)
委員
藤田敏彦(富士商株式会社 会長兼社長)矢野道代(矢野健康体操研究会会長)
小島達也(朝日新聞山口総局長)
酒田義矢(ユーピーアール株式会社 社長)
福田浩治(山口県総合企画部次長)
第256回 放送番組審議会
概要
開催年月日 | 2019年3月26日(火) |
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開催場所 | 山口朝日放送本社 役員会議室 |
出席委員名 | 福田百合子委員長 吉本秀子副委員長 矢野道代委員 福田浩治委員 小島達也委員 |
会社側出席者 | 代表取締役社長 天野尚彦 取締役編成業務局、技術局担当 芳沢重雄 取締役総務局担当 小川容 取締役報道制作局担当 報道制作局長 諸岡亨 編成部長 益野勝義 報道制作局制作部チーフプロデューサー 十川賢次 番組審議会事務局長 赤穴泰博 |
議事録
課題番組の「第19回維新の里 萩城下町マラソン」について意見交換が行われ、おおむね次のような意見が出された。
・多角的な視点から「萩城下町マラソン」を伝える内容だったことを評価したい。高齢のトライアスロン選手や元力士など、特徴ある参加者への事前取材、またイベントを支えるスタッフについても密着取材していて、それらがうまくミックスされた内容になっていたと思う。
・「萩城下町マラソン」については、マラソンだけでなく、地域の人やボランティア、町の風景なども紹介したらどうかと、過去にも何度も発言したが、その意味では、スポーツのワクワク感と地域の温かい感じが両方よくミックスされて描かれていて、とても良い番組に仕上がっていると感じた。
・ゲストランナーの高橋尚子さんが出場したことで、大会がとても華やかなものになったと思う。マラソンに対する的確なコメントもすばらしかったし、彼女がいるといないとでは大違いだと思った。
・レースの様子だけでなく、特徴ある選手、城下町の町並みや菊ヶ浜の風景、ボランティアの人たちの活躍ぶりなど、大会の魅力を余すところなく紹介できていたように思う。どんな人が見ても楽しめる内容で、見た人が参加したくなるような番組になっていたと思う。
といった意見が出された。その一方で、
・番組の最初に「明治維新から150年」という字幕が出たが、もしあえてそれを出すのであれば、県や萩市の明治維新150年の取り組みを、もっと番組の中で紹介すべきだったように思う。
・同じ出場者や同じ場所が何度も出てくるので、視聴者としては時間的な経過が頭の中で混乱してしまう。スポーツとしてのマラソンと、地域の応援の様子を併せて放送するのは、番組の構成上難しいことだとは思うが、工夫して分かりやすい方法を見つけてほしい。
・屋外で行われるイベントは、リアルタイムで見ないと臨場感が伝わってこないと思う。桜がほころび始める頃に、昨年末の寒くて雨が降っている中で行われたマラソンを見ても、なかなか素直に感情移入しにくいのではないか。
・高齢の出場者に対して、「おじいちゃんランナー」という紹介の仕方をしていたが、本人たちは若い気持ちでいるかもしれないので、そういう言い方はどうなのだろうかと気になった。
という意見もあった。
次回開催日は、2019年4月23日です。