番組審議会とは
放送番組審議会は、放送のもつ公共的使命、放送番組の適正を審査し、番組向上を図ろうという機関です。
yabの放送番組審議会は、県内在住の9名の皆さんで構成され8月と12月をのぞき、毎月1回の定例会として行われています。
委員長
福田百合子 (中原中也記念館名誉館長、山口県立大学名誉教授)
副委員長
吉本秀子(山口県立大学国際文化学部 教授)
委員
藤田敏彦(富士商株式会社 会長兼社長)矢野道代(矢野健康体操研究会会長)
小島達也(朝日新聞山口総局長)
酒田義矢(ユーピーアール株式会社 社長)
江﨑克彦(山口新聞山口支社長)
三坂啓司(山口県総合企画部次長)
第257回 放送番組審議会
概要
開催年月日 | 2019年4月23日(火) |
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開催場所 | 山口朝日放送本社 役員会議室 |
出席委員名 | 福田百合子委員長 吉本秀子副委員長 藤田敏彦委員 矢野道代委員 小島達也委員 江﨑克彦委員 三坂啓司委員 |
会社側出席者 | 代表取締役社長 天野尚彦 取締役編成業務局、技術局担当 芳沢重雄 取締役総務局担当 小川容 取締役報道制作局担当 報道制作局長 諸岡亨 編成業務局編成部長 益野勝義 報道制作局制作部長 河井洋佑 報道制作局制作部チーフプロデューサー 十川賢次 番組審議会事務局長 赤穴泰博 |
議事録
課題番組の「どき生てれび」について意見交換が行われ、おおむね次のような意見が出された。
・去年と比べて、今回どんなところが変ったのか注意して見たが、あまり変わっていないように感じた。しかしそれはマンネリ化ということではなく、番組の中での会話がこなれてきて、安心して見ることができるし、出演者が仲間同士のように、それぞれの個性を活かしながら会話が進んでいるような感じがした。
・お花見茶席の情報や、「アタリマエ研究所」のコマーシャル曲の情報、「どき生映画」の「クレヨンしんちゃん」の実写版リメイクの情報、あるいは週末の餅まき情報など、全体にお得感のある番組だと思った。
・番組のオープニングは、スタジオの外からの中継で始まるが、4月6日と20日の放送を比べると、朝日が出る時間がだいぶ早くなったことがよく分かった。生放送ならでは、と思って感動した。
・県内の桜の名所をリレー形式でつないでいく放送があったが、視聴者を画面に釘付けにして、飽きさせないような工夫を感じた。桜の他にも、さまざまな企画が考えられるのではないかと思って、リレー形式の可能性を感じた。
・一般的にテレビ番組は、市民に対する視線が弱いというところがあるが、この番組の「県民大調査」は特に面白くできていて、市民に寄り添って取材する態度がスタッフにあるよう思う。地域の公民館のように、人々が自由に出入りできるような番組を作ってほしいと思う。
・サッカーは好きだがあまり詳しくないので、「みんなのレノファ」の解説は、試合の内容を非常に詳しく、しかも分かりやすく解説してもらえるので、たいへんありがたいと思う。
といった意見が出された。その一方で、
・ローカル局は、中央で活躍しているタレントを使うのではなく、ローカルのタレントを育てることが、特に大事なのではないかと思う。それもベテランだけでなく、今から売り出そうというタレントを起用して、この番組から個性あるローカルのスターが輩出されることを期待したい。
・山田さんは、福岡のタレントというイメージが強く、勝津さんなどに比べると、山口県内の情報に対するコメントに説得力が乏しいように感じる。地理的な制約で難しいかもしれないが、なるべく県民と触れ合って、県民参加型の番組に取り組んでもらえればと思う。
・レノファの応援や餅まき情報ももちろん大切だが、ローカルタレントを育てるという意味では、映画専門家のマニィ大橋さんのような地元のタレントを育てていくのも、ローカル放送局の重要な仕事だと思う。
・出演者の3人の個性が活かされていないように思う。発言に順番があるような気がして、次に話す人が何となく予想され、意外性がないように感じる。3人のそれぞれの個性が、もっと発揮できるような場面を作ってほしい。
・番組がテンポよく進んでいくのはよいが、早朝からそのテンポについていけないところがあって、1時間半が長くて、最後は疲れたように感じた。
・県内の情報の中で、グルメ情報があまり多くないように感じた。県内の美味しい店や美味しい食材、特徴のあるお店の紹介など、人々の行動につながるような情報が、もっとあってもいいように思った。
という意見もあった。
次回開催日は、2019年5月28日です。