番組審議会とは

放送番組審議会は、放送のもつ公共的使命、放送番組の適正を審査し、番組向上を図ろうという機関です。
yabの放送番組審議会は、県内在住の9名の皆さんで構成され8月と12月をのぞき、毎月1回の定例会として行われています。

委員長

福田百合子 (中原中也記念館名誉館長、山口県立大学名誉教授)

副委員長

吉本秀子(山口県立大学国際文化学部 教授)

委員

藤田敏彦(富士商株式会社 会長兼社長)
矢野道代(矢野健康体操研究会会長)
小島達也(朝日新聞山口総局長)
酒田義矢(ユーピーアール株式会社 社長)
江﨑克彦(山口新聞山口支社長)
三坂啓司(山口県総合企画部次長)

第258回 放送番組審議会

概要

開催年月日 2019年5月28日(火)
開催場所 山口朝日放送本社 役員会議室
出席委員名 福田百合子委員長
吉本秀子副委員長
藤田敏彦委員
矢野道代委員
酒田義矢委員
三坂啓司委員
会社側出席者 代表取締役社長 天野尚彦
取締役編成業務局、技術局担当 芳沢重雄
取締役総務局担当 小川容
取締役報道制作局担当 報道制作局長 諸岡亨
編成業務局長 近藤寛治
編成部長 益野勝義
報道制作局報道部長 末永弓子
番組審議会事務局長 赤穴泰博

議事録

課題番組の「Jチャンやまぐち」について意見交換が行われ、おおむね次のような意見が出された。

 

・他の局でも夕方の同時刻に同じような報道番組が放送されているが、その中でも、yabの沖田アナと伊藤アナのコンビは、非常に落ち着いていて、安心感があって、たいへんよいと思う。

・山口県の時事的な問題として、阿武町のイージスアショアや岩国基地の問題を取り上げていたが、非常にしっかりした報道姿勢だという印象を受けた。こうした時事問題に繰り返しスポットを当てて、一方的でなく、客観的な視点での報道をこれからも続けていってほしいと思う。

・先天性の難病を抱えながら、力強く明るく生きておられる方を取り上げた特集は、視聴者にも勇気を与える、たいへんすばらしい企画だったと思う。

・バラの花の特集は、今の季節に合った企画でとてもよかった。中でも、光市の夫婦がバラを育てているという話題は、花だけでなく、夫婦の表情、コメント、そして人間性までとらえられていて、たいへん興味深かった。

・「Jチャンやまぐち」の二人のキャスターからは誠実さが伝わってくる。その言葉にも間合いがあって、落ち着いているので、夕方の自分の日常生活に自然に溶け込んでくるように感じる。

・「Jチャンやまぐち」は、特に報道に力を入れているのを感じる。他局に比べて取材量も多く、それだけ報道の内容も優れているように思う。

 

といった意見が出された。その一方で、

 

・着艦訓練の様子を映したフィルムは、以前にも使用されたもので、今回もまた同じフィルムが何度も繰り返し使用されていたが、すこしやり過ぎではないかという印象を受けた。

・経済関連のニュースで、企業の業績が上がったという報道があったが、どうして上がったのかという説明がなかった。他局の報道では、その理由が述べられていたので、報道の仕方をもっと工夫して、要点を簡潔に伝えてほしいと思う。

・「Jチャンやまぐち」は、そろそろキー局の「Jチャン」から自立して、タイトルを変えてもいいのではないかと思う。すでに、しっかりとyabらしい報道番組になっているように感じる。

・天気予報の後に特集コーナーを入れるのは、番組構成的に違和感を覚える。内容的に深く見応えのある特集は、番組の真ん中あたりでやったほうがいいのではないかと思う。

 

という意見もあった。

次回開催日は、2019年6月25日です。