番組審議会とは
放送番組審議会は、放送のもつ公共的使命、放送番組の適正を審査し、番組向上を図ろうという機関です。
yabの放送番組審議会は、県内在住の9名の皆さんで構成され8月と12月をのぞき、毎月1回の定例会として行われています。
委員長
吉本秀子(山口県立大学国際文化学部 教授)
副委員長
矢野道代(矢野健康体操研究会会長)
委員
藤田敏彦(富士商株式会社 会長兼社長)酒田義矢(ユーピーアール株式会社 社長)
小島達也(朝日新聞山口総局長)
三坂啓司(山口県総合企画部次長)
江﨑克彦(山口新聞山口支社長)
第262回 放送番組審議会
概要
開催年月日 | 2019年10月29日(火) |
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開催場所 | 山口朝日放送本社 役員会議室 |
出席委員名 | 吉本秀子委員長 矢野道代副委員長 小島達也委員 三坂啓司委員 江﨑克彦委員 |
会社側出席者 | 代表取締役社長 天野尚彦 取締役編成業務局、報道制作局担当補佐 関山吉宣 取締役報道制作局担当 報道制作局長 諸岡亨 編成業務局長 近藤寛治 編成部長 益野勝義 報道制作局報道部チーフプロデューサー 高橋賢 番組審議会事務局長 赤穴泰博 |
議事録
課題の「めざせ!東京五輪 山口から世界へ」について意見交換が行われ、おおむね次のような意見が出された。
・選手へのインタビューをメインにして、家族のコメントなどを含めた構成で、
山口との関わり方、プロフィール、なぜ山口で競技をしているのかなどを紹介していて、作り方がたいへん丁寧だと思った。また選手たちから県民へのメッセージも、愛郷心をくすぐって、応援したいという気持ちになった。
・柔道の大野選手、カヌーの足立選手、パラリンピックマラソンの道下選手、レスリングの太田選手など、それぞれの選手からとても正直な言葉が引き出されていて、選手たちの気持ちがよく分かってよかったと思う。
といった意見が出された。その一方で、
・せっかく柔道の篠原信一さんをコメンテーターに招いたのだから、もっと選手たちの技術面やメンタル面について、専門家らしいアドバイスを聞きたかった。
・山口県民としては、卓球の石川佳純選手が出演しなかったので、消化不良のようなものを感じた。それは、石川選手は五輪に出られないのかと、視聴者に余計な憶測を呼ぶような気がした。
・登場した選手は、だいたい知っている人たちで、その意味では、新味に欠けるようなところがあって、引き寄せられて、食い入るように見るという感じではなかった。
・カヌーの足立和也選手は、大学を中退して、妻子を連れてわざわざ萩に移住したということだが、その理由をもう少し深く知りたいと思った。いい素材なので、その点をもっと深く取材すれば、番組がさらに良くなったのではないかと思う。
・柔道の大野選手は、気さくで、おちゃめなところもある人なので、インタビューはたいへん良かったけれども、彼のそういったくだけた部分や、プライベートな部分も、もう少し紹介できたら、もっと面白かったのではないかと思う。
・篠原さんが出演しているのであれば、インタビューだけでなく、たとえば大野選手が、スタジオの篠原さんと直接話をするといったコーナーなどがあったら、もっとメリハリのある番組になったのではないかと思う。
・地方局にとって、視聴者が自然に、山口っていいなと思える番組は必要で、その点、いろいろ工夫して取材もされていて、よくできていると思った。しかし、萩の町並みを足立選手に散歩させるというのは、ちょっと「盛りすぎ」ではないかと思った。そういった山口の「盛り方」が課題ではないかと思った。
という意見もあった。
次回開催日は、2019年11月26日です。