番組審議会とは

放送番組審議会は、放送のもつ公共的使命、放送番組の適正を審査し、番組向上を図ろうという機関です。
yabの放送番組審議会は、県内在住の7名の皆さんで構成され8月と12月をのぞき、毎月1回の定例会として行われています。

委員長

吉本秀子(山口県立大学国際文化学部 教授)

副委員長

矢野道代(矢野健康体操研究会会長)

委員

藤田敏彦(富士商株式会社 会長兼社長)
酒田義矢(ユーピーアール株式会社 社長)
小島達也(朝日新聞山口総局長)
江﨑克彦(山口新聞山口支社長)
永富直樹(山口県総合企画部次長)

第267回 放送番組審議会

概要

開催年月日 2020年4月28日(火)に開催予定だった審議会は、新型コロナウイルス感染防止の為、一堂に会する通常形式の開催を見送りました。代替措置として各委員の方から課題番組のリポートを提出していただき、担当ディレクターが回答する形で実施しました。
開催場所 課題番組のリポートを提出
出席委員名 (リポート提出委員)
吉本秀子委員長
矢野道代副委員長
藤田敏彦委員
酒田義矢委員
小島達也委員
江﨑克彦委員
永富直樹委員
会社側出席者

議事録

課題番組の山口朝日放送制作番組「TOKYO2020へ!石川佳純 絶対応援宣言!!」についてリポート提出され、おおむね次のような意見が出された。

・「絶対応援宣言」はとてもいいタイトル。番組を通じ石川佳純選手の人柄の良さ、ゆかりの人たちとの素晴らしい関係性、今までの努力、特にここ一年の死闘、技術面・精神面の成長がよく伝わった。山口県民ならずとも絶対に応援したくなる。オリンピック延期がとても残念。来年もぜひ番組を制作してほしい。
・番組全体で石川佳純選手が非常にリラックスしているように感じられ、自然体の映像で非常に良かった。見ていて楽しく、また感動もあり全体的に良く出来た番組だと思った。これはyabが長年取材を重ね、信頼関係があることの証だと感じた。
・山口市出身の石川佳純選手に特化した番組を、同じ山口市に本社を置くyabが制作したことが意義深い。東京五輪代表選考の最終戦を現地(中国)で取材したほか、代表内定後の一夜明けの単独インタビューを敢行して貴重なコメントを得たところなど、取材・制作サイドの強い意気込みを感じた。
・同級生や小学校時代の担任の先生、山口市や防府市の地元の人たちからのエピソードの紹介により、見た人が石川選手と山口県のつながりを強く感じられる、地元ならではの温かい内容ともなっていた。

といった意見が出された。その一方で、

・6人のゆかりのある人の映像を石川選手に見せ、映像を止めて、コメントしていく構成は非常に良かったと思うが6人は多かったように感じた。4人ぐらいで良かったのではと思う。
・「6人のキーマンを緊急取材」とうたっていましたが、「キーパーソン」としたほうがよかったように思います。6人のうち5人が女性でした。
・小さな卓球台、小さなボール、小さなラケットの世界の魅力は一体どんなものなのか語って欲しかったです。実戦風景は番組全体を引きしめて、やはりスポーツはライブだとつくづく感じました。
・石川選手のように様々なスポンサー企業が支援している選手はまれであり、今回のような個人の特集番組の制作は難しいと思うが、開催まで1年という期間があり、出場が決まっている選手の長いスパンでの取材も可能となるので、厳しいトレーニングの様子や、オリンピック・パラリンピックにかける思い、また、地域の人たちをはじめとする、様々な人とのつながりなどの紹介等を通じて、山口県ゆかりの選手たちの知名度を高め、県民の応援する輪を広げていただきたい。

という意見もあった。