番組審議会とは
放送番組審議会は、放送のもつ公共的使命、放送番組の適正を審査し、番組向上を図ろうという機関です。
yabの放送番組審議会は、県内在住の7名の皆さんで構成され8月と12月をのぞき、毎月1回の定例会として行われています。
委員長
吉本秀子(山口県立大学国際文化学部 教授)
副委員長
矢野道代(矢野健康体操研究会会長)
委員
藤田敏彦(富士商株式会社 会長兼社長)酒田義矢(ユーピーアール株式会社 社長)
小島達也(朝日新聞山口総局長)
江﨑克彦(山口新聞山口支社長)
永富直樹(山口県総合企画部次長)
第270回 放送番組審議会
概要
開催年月日 | 2020年7月28日(火) |
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開催場所 | 山口朝日放送本社 3階大会議室 |
出席委員名 | 吉本秀子委員長 矢野道代副委員長 藤田敏彦委員 小島達也委員 江﨑克彦委員 永富直樹委員 |
会社側出席者 | 代表取締役社長 天野尚彦、 取締役編成業務戦略局担当・報道制作局担当補佐 番組審議会事務局長 関山吉宣 取締役報道制作局担当 報道制作局長 諸岡亨 編成業務戦略局長 近藤寛治 編成業務戦略局編成部長 益野勝義 |
議事録
(議事の概要)
課題の『“新型コロナウイルス報道とテレビの役割”』について意見交換が行われ、おおむね次のような意見が出された。
・今は新規の感染者数と累計数の報道が主だと思うが、入院患者や重症者の数あるいは感染ルートの問題も重要度が高いと考える。報道においては、常に全体的な視点から、それらをどういったウエイトで伝えるのがいちばんよいのかを、よく考える必要があると思う。
・ワイドショーなどの出演者の不正確な意見が、SNSなどで拡散することがよくあるので、テレビなどマスメディアは、より冷静で正確な情報の提供を行い、メディアとしての価値をさらに高めてほしいと思う。
・コメンテーターとして出てくる専門家が、いつも同じだという気がする。新しい人を見つけてくるより手っ取り早いということで、都合よく使っているのではないか。コロナの問題に限らないが、そういう安直さに陥らないよう、気をつけなければいけないと思う。
・速報性を重視するあまり、トータルで現状を捉えられず、感染者数などの数字だけが一人歩きして、ミスリードしてしまうような懸念があると思う。
・最近、いわゆる「夜の街」がすべての感染源のように言われているが、しっかり対策をしているにもかかわらず感染したのか、あるいはしっかりした対策をしなかったから感染してしまったのか、ということが大事な点だと思う。そこまで掘り下げて報道するのは難しいかも知れないが、テレビの報道は影響が大きいということを改めて考えてもらいたいと思う。
次回開催日は、2020年9月29日です。