番組審議会とは
放送番組審議会は、放送のもつ公共的使命、放送番組の適正を審査し、番組向上を図ろうという機関です。
yabの放送番組審議会は、県内在住の9名の皆さんで構成され8月と12月をのぞき、毎月1回の定例会として行われています。
委員長
福田百合子 (中原中也記念館名誉館長、山口県立大学名誉教授)
副委員長
佐藤國憲 (防府商工会議所顧問)
委員
藤田敏彦(富士商株式会社 会長)
矢野道代(矢野健康体操研究会会長)
庫本 正(秋吉台科学博物館名誉館長)
吉本秀子(山口県立大学国際文化学部 准教授)
岩崎靖雄(岩崎クリニック院長・医療法人孝仁会理事長)
神谷裕司(朝日新聞山口総局長)
宮地 理(山口県総合政策部次長)
第192回 放送番組審議会
概要
開催年月日 | 2012年10月30日(火) |
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開催場所 | 山口朝日放送本社 役員会議室 |
出席委員名 | 福田百合子委員長、佐藤國憲副委員長、藤田敏彦委員、矢野道代委員、 庫本正委員、岩崎靖雄委員、神谷裕司委員 |
会社側出席者 | 代表取締役社長 渡辺興二郎、常務取締役報道制作局長 永田時彦、 取締役総務局長 鴫原正法、営業局長 藤井政之、 報道制作局次長兼報道制作部長 数井英司、編成業務部長 藤本郷史、 番審事務局長 平井隆光 |
議事録
課題番組であるテレビ朝日系列中四国ブロックネット特別番組「仲村トオル 古田敦也が追う 維新の・ぼーる~時代を生き抜く”野球”のチカラ~」について審議が行われ、おおむね次のような意見が出されました。
- 文学者である正岡子規と野球の結びつきを掘り起こしたこの番組は、今までにない新鮮なインパクトがあった。
- 球史に残る松山商業対熊本工業、松山商業対三沢高校の熱戦を再び見ることが出来、また当時の選手たちの証言も聞けたのは大変良かったと感じる。
- 打者が「高め」「真ん中」「低め」と球の高低を選べることや、フライはワンバウンドキャッチでもアウトだったことなど、明治時代初めの頃の野球を再現していたことは非常に面白いと思った。
- 維新を刷新という意味で捉えるのなら、「広島のカープ応援団」や「香川のバッティンググローブ」もまさに刷新の物語であり、番組のタイトルに納得出来る印象がした。
- 正岡子規という存在を中心据えながらも、それだけにとらわれない番組の作り方に、好感を持って見ることが出来た。
- 番組のタイトルは何を意味しているのか? いろいろなものが入りすぎて、何がテーマなのか、何を一番伝えたかったのかがよくわからなかった。
- 野球に関する正岡子規の歌がたくさん出てきたが、テンポが速すぎて、歌がきちんと頭に入らないうちに終わってしまったのが残念である。歌の数を少なくして、繰り返し出してもらいたかった。
- 映画の「北のカナリアたち」のことが出てきたが、仲村トオルさんはその宣伝のために出演したということなのか? 正岡子規の日本への野球紹介とどういう繋がりがあるのか納得がいかなかった。
- 正岡子規の野球ゆかりの地は、愛媛県の松山市に限られているのに、そのテーマを中四国4局の共同制作にしたことに、そもそもの無理があったと思われる。
「放送番組の種別ごとの放送時間」の報告
2012年4月~9月に放送した番組の「種別ごとの放送時間」について報告があった。
次回開催日は2012年11月27日です。