番組審議会とは
放送番組審議会は、放送のもつ公共的使命、放送番組の適正を審査し、番組向上を図ろうという機関です。
yabの放送番組審議会は、県内在住の8名の皆さんで構成され8月と12月をのぞき、毎月1回の定例会として行われています。
委員長
福田百合子 (中原中也記念館名誉館長、山口県立大学名誉教授)
副委員長
佐藤國憲 (防府商工会議所顧問)
委員
藤田敏彦(富士商株式会社 会長)
矢野道代(矢野健康体操研究会会長)
庫本 正(秋吉台科学博物館名誉館長)
吉本秀子(山口県立大学国際文化学部 准教授)
神谷裕司(朝日新聞山口総局長)
宮地 理(山口県総合政策部次長)
第193回 放送番組審議会
概要
開催年月日 | 2012年11月27日(火) |
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開催場所 | 山口朝日放送本社 役員会議室 |
出席委員名 | 福田百合子委員長、佐藤國憲副委員長、藤田敏彦委員、矢野道代委員、 |
会社側出席者 | 代表取締役社長 渡辺興二郎、常務取締役編成局長 岡田伸之、 |
議事録
課題番組である「ヒットの泉~ニッポンの夢ヂカラ!~」について審議が行われ、おおむね次のような意見が出されました。
- 物づくりに光りを当てて、物づくりで頑張っている中堅企業や中小企業を紹介することは大変素晴らしいことだと感じる。
- ユニークな商品、物づくり、工場見学などをテーマにして、子供たちに物づくりの大切さや面白さに気づいてもらえる大変良い番組である。テーマの選定も良いし、取材もよく重ねている。
- 息を抜ける日曜日の午前、どこから見てもよい作りであり、思わず目が引きつけられるような題材を提供する楽しい番組である。
- スクラップアンドビルドによる改革革新の一方で、伝統文化や歴史的遺産など、守るべきものや受け継がなくてはいけないものがあるということを、番組で再確認出来たことは大変良かったと感じる。
- 六角形のゴールネットを考案した話は、文化が出来上がっていくときの原点を見るようであり、番組制作者の視点に共感を覚えた。
- 中堅企業や中小企業がアイデアを出して、一生懸命頑張っている姿を紹介するこうした番組は他にあまりなく、世の中を勇気づける意味でも大変良いと思われる。
- テーマごとに紹介の仕方が異なっていて、何を一番大事にしてPR・紹介をしているのかがよく分からない。
- クエッションマークやマル秘マークを付けたり、ぼかしを入れるなど、視聴者に大きな期待感を持たせる編集の手法は、あまり煽りすぎると逆効果になるような気がする。
- 商品の作り方を一生懸命実演している人に対して、ゲストの2名が役不足の印象であり、コメントする内容をもう少し考えた方がよいと感じた。西尾由佳理さん1人でも充分だと思われる。
- せっかく面白い商品を紹介しているのだから、おもちゃやお菓子の場合は、視聴者プレゼントを企画すればよいと感じた。視聴者も喜ぶであろうし、視聴率にも好影響を与えるのではないか。
- どの視聴者に向けて発信しているのかが分からない。視聴者層ターゲットを元気な60代以上に絞ってみても面白いのではないか。
- 内容は大変高品質な番組だが、視聴者は同じ時間帯では他のチャンネルを選択するのではないか、という気がかりを感じた。
次回開催日は2013年1月29日です。(12月は休会)