番組審議会とは
放送番組審議会は、放送のもつ公共的使命、放送番組の適正を審査し、番組向上を図ろうという機関です。
yabの放送番組審議会は、県内在住の8名の皆さんで構成され8月と12月をのぞき、毎月1回の定例会として行われています。
委員長
福田百合子 (中原中也記念館名誉館長、山口県立大学名誉教授)
副委員長
佐藤國憲 (防府商工会議所顧問)
委員
藤田敏彦(富士商株式会社 会長)
矢野道代(矢野健康体操研究会会長)
庫本 正(秋吉台科学博物館名誉館長)
吉本秀子(山口県立大学国際文化学部 准教授)
神谷裕司(朝日新聞山口総局長)
宮地 理(山口県総合政策部次長)
第194回 放送番組審議会
概要
開催年月日 | 2013年01月29日(火) |
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開催場所 | 山口朝日放送本社 役員会議室 |
出席委員名 | 福田百合子委員長、佐藤國憲副委員長、藤田敏彦委員、矢野道代委員、 |
会社側出席者 | 代表取締役社長 渡辺興二郎、常務取締役編成局長 岡田伸之、 |
議事録
課題番組である「激走!全中駅伝 第20回全国中学校駅伝大会」及び「第13回維新の里 萩城下町マラソン」について審議が行われ、おおむね次のような意見が出されました。
「全国中学校駅伝大会」について
- 宗茂さんの解説と井川アナの実況で、スポーツ番組として本当に優れていたと感じる。とりわけ男子は駅伝としては極めて稀な写真判定という劇的な幕切れであり、その幕切れを最後までよく見せてくれた。
- 大会開催日から放送日までの、わずか一週間あまりで編集されたことは大変であったろうと感じる。番組ではコースの見取り図がわかりやすくなるなど、前回よりいろんな工夫がされて良くなっていた。
- 区間賞の選手へのインタビューの間に、他の通過チームの状況が全然見えてこないのは少し問題ではないかと感じた。
- 男子のゴールはデッドヒートで最後は写真判定にまでもつれ込んだのに、なぜ番組の中で2回もそのシーンを出したのか。結末を教えているようで興奮が半減してしまうと感じた。
- 山口県で開催される全国大会として、県民がもっと関心をもって歓迎するために、yabを含めたメディアや県・市・教育委員会などが、もっとPRする努力をしてもいいのではないか。
「萩城下町マラソン」について
- 「ふるさと」というキーワードで番組作りをしていくという制作者の思想がしっかり貫かれており、地域の放送局として面目躍如の番組ではないかと感じる。後味も爽やかで絶賛したいと思う。
- ハーフマラソンを走破した冨田アナをはじめ、嶋田、濱田、ナレーションの河野の各アナ、そして陰で一生懸命番組を支えた現場の方々の努力と苦労を大いに称えたいと思う。
- いろんな世代の人が一緒に見られるような番組だが、次にはこういうシーンが来るだろうと予想がついてしまう感じが否めない。もう少しライブ感が必要だという気がする。
- 参加したランナーたちについて、もう少し掘り下げて事前取材をしても良かったのではないか。
- 競技ではなくイベントとしてとらえ、毎年違うテーマを設けて、マラソンを通して見えるものを表現していくなど、冒険をしてみてはどうかと感じる。
次回開催日は2013年2月26日です。