番組審議会とは
放送番組審議会は、放送のもつ公共的使命、放送番組の適正を審査し、番組向上を図ろうという機関です。
yabの放送番組審議会は、県内在住の8名の皆さんで構成され8月と12月をのぞき、毎月1回の定例会として行われています。
委員長
福田百合子 (中原中也記念館名誉館長、山口県立大学名誉教授)
副委員長
佐藤國憲 (防府商工会議所顧問)
委員
藤田敏彦(富士商株式会社 会長)
矢野道代(矢野健康体操研究会会長)
庫本 正(秋吉台科学博物館名誉館長)
吉本秀子(山口県立大学国際文化学部 准教授)
神谷裕司(朝日新聞山口総局長)
守田正史(山口県総合企画部次長)
第195回 放送番組審議会
概要
開催年月日 | 2013年02月26日(火) |
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開催場所 | 山口朝日放送本社 役員会議室 |
出席委員名 | 福田百合子委員長、佐藤國憲副委員長、藤田敏彦委員、矢野道代委員、 |
会社側出席者 | 代表取締役社長 渡辺興二郎、常務取締役編成局長 岡田伸之、 |
議事録
課題番組である、KBC九州朝日放送創立60周年記念番組「涙と笑いの瞬間バラエティ 一枚の写真」について審議が行われ、おおむね次のような意見が出されました。
- 地図上でロケ先の場所を示したり、イラストを使って流氷がどのように作られるのかを説明するなど、番組が丁寧に作られていたことが大変良かったと感じる。
- 大自然の一瞬の表情をカメラで狙うタレントさんの、日頃テレビでは見せない真剣さと、いつものおどけた芸風のコントラストが、非常にうまく出ていて面白かったと思う。
- 視覚障害者の方が、音と声と体育館の振動だけを頼りに、まさに心の目でゲームを見つめて迫力ある一瞬を捉えた作品に、大変感動を覚えた。
- 月光写真という存在自体を初めて知ったので、そういうジャンルがあるということを知っただけでも大変勉強になった。
- 結局、どこのチームが勝ったのかという結論は出さなかったが、このような番組では、それで良かったのではないかと感じる。
- 一時間二十五分は長すぎる。「瞬間バラエティ」といいながら、そこに到達するまでのプロセスが長過ぎて、退屈であるとの印象を受けた。
- 障害のある方のお話は、それだけで一本の番組にすべきであり、この番組の展開で最後に紹介するのは、いかにも取って付けたような感じがした。
- 流氷や吹雪の中の知床の映像は迫力があったので、そうした過程をもう少し詳しくやって、むしろプロの写真家は出さずに、素人のカメラだけで通した方が面白かったのではないかと感じる。
- タレントさんがプロの芸術家と一緒になって苦労しながら何かを作っていく、というものを一つぐらい入れた方が良かったのではないか。
- 地方局制作という観点からすれば、KBCの番組なのだから、MC(エムシー)には局の人を使った方がよかったと思われる。
次回開催日は2013年3月26日です。