番組審議会とは
放送番組審議会は、放送のもつ公共的使命、放送番組の適正を審査し、番組向上を図ろうという機関です。
yabの放送番組審議会は、県内在住の8名の皆さんで構成され8月と12月をのぞき、毎月1回の定例会として行われています。
委員長
福田百合子 (中原中也記念館名誉館長、山口県立大学名誉教授)
副委員長
佐藤國憲 (防府商工会議所顧問)
委員
藤田敏彦(富士商株式会社 会長)
矢野道代(矢野健康体操研究会会長)
庫本 正(秋吉台科学博物館名誉館長)
吉本秀子(山口県立大学国際文化学部 准教授)
守田正史(山口県総合企画部次長)
稲井良介(朝日新聞山口総局長)
第204回 放送番組審議会
概要
開催年月日 | 2014年01月28日(火) |
---|---|
開催場所 | 山口朝日放送本社 役員会議室 |
出席委員名 | 福田百合子委員長、佐藤國憲副委員長、矢野道代委員 |
会社側出席者 | 代表取締役社長 渡辺興二郎、常務取締役編成局長 岡田伸之、 |
議事録
課題番組である「Jチャンやまぐち」について審議が行われ、おおむね次のような意見が出されました。
- 全国ニュースを挟んでローカルニュースがくり返して放送されるが、視聴者の生活リズムを考えると、自分が見たい時間にニュースが見られるので、いいのではないか。
- 「スーパーJチャンネル」とコラボさせたことがすばらしい。東京発のニュースが「Jチャンやまぐち」の中に飛びこんでくるときの緊張感が、非常にyabらしく、他局にはないものだと思う。
- 1月7日に放送された企画「心の鬼を描く」では、主人公の人生に深く入りこんだ取材で、非常に印象に残った。
- 各局から似たようなニュースが流れる中で、yabが他局と差別化して、いかに面白く、深く、楽しく、見せるか、ということが勝負どころだと思う。
- 知事選のニュースに関して、山口ではまだ候補者が分からない時点で、東京スタジオから候補者情報が出てきて驚いた。東京とうまく連携しているという気がした。
- 番組後のスタッフ反省会で、他局の番組または新聞などほかのメディアとの違いをどう出すかという意識が大変強く感じられる。日常的にこうした意見が活発に交わされて意識が高まっていけば、番組内容にもさらに磨きがかかるのではないか。
といった意見が出された。
その一方で、
- 子どもにインタビューするのをよく見かけるが、「面白かった」「楽しかった」というコメントしか返ってこない。映像としては可愛くていいが、質問の仕方などにもっと工夫があってもよいのではないか。
- 山口のローカルニュースを見たいと思っても、番組の中でいつやるのかわかりにくい感じがする。
- ローカル放送局でも政治的な問題を喚起してほしい。政治離れが進む時代だからこそ、放送局としての役割をもう一度振り返って欲しいと思う。
- 年中行事のようなニュースに関して、どの局も毎年同じような取り上げ方をしているが、切り口などに一味違う視点が欲しいと思う。
- 天気のコーナーで、気象予報士とキャスターが、二人とも放送原稿を持っているが、持たないほうが画面的には、いいのではないか。
- 同じローカルニュースをくり返し流しているが、一回放送したものは、二回目以降は短くするとか、フリップにするとか、見せ方を少し変える工夫があってもいいと思う。
といった意見もあった。
次回開催日は2014年 2月25日です。