番組審議会とは
放送番組審議会は、放送のもつ公共的使命、放送番組の適正を審査し、番組向上を図ろうという機関です。
yabの放送番組審議会は、県内在住の8名の皆さんで構成され8月と12月をのぞき、毎月1回の定例会として行われています。
委員長
福田百合子 (中原中也記念館名誉館長、山口県立大学名誉教授)
副委員長
佐藤國憲 (防府商工会議所顧問)
委員
藤田敏彦(富士商株式会社 会長)
矢野道代(矢野健康体操研究会会長)
庫本 正(秋吉台科学博物館名誉館長)
吉本秀子(山口県立大学国際文化学部 准教授)
稲井良介(朝日新聞山口総局長)
西生公一(山口県総合企画部次長)
第207回 放送番組審議会
概要
開催年月日 | 2014年04月22日(火) |
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開催場所 | 山口朝日放送本社 役員会議室 |
出席委員名 | 福田百合子委員長、佐藤國憲副委員長、藤田敏彦委員、矢野道代委員、 |
会社側出席者 | 代表取締役社長 渡辺興二郎、常務取締役編成局長 岡田伸之、 |
議事録
課題である「放送番組全般」 について審議が行われ、おおむね次のような意見が出されました。
- ニュースでもなく、娯楽でもないような中途半端な情報番組が増えていて、そうした番組を見ていると時間を無駄にしたような気がする。
- 面白い番組というのは基本に忠実な番組だと思う。つまり、きちんと取材して、何を訴えたいのかがはっきりしていて、丁寧に作っている番組ではないかと思う。
- 「題名のない音楽会」は、以前は「楽しい音楽会」というスタイルだったが、最近では、「音楽と何か」という根源的な問題に、実験的な方法を用いて深く切り込んでいくスタイルに変わっていて、たいへん感動した。
- 「アサデス。九州・山口」の放送時間が15分短くなったこと、また「ビートたけしのTVタックル」の放送時間が2時間15分繰り下げになったことは残念。
- アナウンサーは局の看板だと思うので、外部の人と接触する機会をできるだけ多く持って、自分の名前と顔を売っていくことが必要だと思う。
- 今、どの業界も曲がり角に来ていて、テレビ業界も例外ではないと思う。昔はテレビをつけっぱなしで朝から晩まで見ていたが、今の子どもたちは、番組を選んで収録し、コマーシャルをとばしながら見ている。そんな時代に今までどおりのやり方では、たぶん生き残れないだろうと思う。
- 山口県の民放は3局あるが、誰が見てもこれはy a b だとわかるような番組作りをしてもらいたい。そうした「局らしさ」がないと生き残れないのではないか。
- テレビ朝日は、ニュースや報道におけるスタンスが、非常にはっきりしていると思う。一つのニュースを扱っても、いろいろな方向から見てみようという視点がある。現場の人たちがどこまで自由にオープンな表現と活動ができるかということが「局らしさ」を作っていくのではないか。・他局で昼の長寿番組が無くなったのは、日常が無くなったような感じがする。高齢者は、特に長寿番組を日常の友達、家族のような気持ちで見ている人が多いのではないかと思うので、大事にしてほしい。
- 朝から昼にかけての情報番組を続けて見たが、登場する話題が東京に関することで、やはり東京の番組という感じを受けた。・地方にも東京や全国に対して発信できるような情報があると思う。そうした情報を自社制作番組の中で全国に発信していくといった取り組みを進めていってほしい。
次回開催日は2014年5月27日です。