番組審議会とは
放送番組審議会は、放送のもつ公共的使命、放送番組の適正を審査し、番組向上を図ろうという機関です。
yabの放送番組審議会は、県内在住の7名の皆さんで構成され8月と12月をのぞき、毎月1回の定例会として行われています。
委員長
福田百合子 (中原中也記念館名誉館長、山口県立大学名誉教授)
副委員長
佐藤國憲 (防府商工会議所顧問)
委員
藤田敏彦(富士商株式会社 会長)
矢野道代(矢野健康体操研究会会長)
吉本秀子(山口県立大学国際文化学部 准教授)
稲井良介(朝日新聞山口総局長)
西生公一(山口県総合企画部次長)
第213回 放送番組審議会
概要
開催年月日 | 2014年11月25日(火) |
---|---|
開催場所 | 山口朝日放送本社 役員会議室 |
出席委員名 | 福田百合子委員長、佐藤國憲副委員長、矢野道代委員、吉本秀子委員、 |
会社側出席者 | 代表取締役社長 渡辺興二郎、常務取締役編成局長 岡田伸之、 |
議事録
課題番組である、「テレビ朝日系列中四国ブロック特別番組 村上水軍と塩飽水軍 海の覇者 瀬戸内海賊ヒストリー」について審議が行われました。
- 村上水軍と塩飽水軍のどちらかを取り上げるのではなく、2つの海賊を同時に取り上げ、それぞれの性格の違いをくっきりと描き出すことができたことが、番組が成功した大きな理由だったと思う。
- 2つの海賊が活躍した中世の話にとどまらず、彼らがその後の歴史にどういう影響を与えたかという点にまで説き及んでいた。これによって大変奥行きの深い、見応えのある番組に仕上っていたと思う。
- 共同制作ものは、これまであまり芳しく思わなかったが、しかし共同制作の利点を活かしたなら、こんなすばらしい作品が生まれるのだと、初めてそういう感想を持った。
- この番組は、単に一過性の、面白かった、楽しかったというものではなく、身近な瀬戸内海について、知らなかった歴史を興味深く学習でき、満足感を持って見ることができた。
- 瀬戸内海については、表面的な知識しか持っていなかったが、初めて知る歴史的事実がたくさんあったことに、新鮮な驚きを覚えた。
- 今まで4局が一緒にやった番組はバラバラな感じがして、あまりいい印象がなかったが、今回はよくまとまっていて見応えもあったし、地方の文化を紹介する質の高い番組になっていたと思う。
- この番組は、新しい視点で地方の文化の良さを見せてくれるものだと思う。こういった番組がたくさんできたら、きっと地方も活性化すると思うので、今後もこういう番組を期待したい。
- 知らないことが多いのに、番組がどんどん先に進んでいってしまうので、内容がつかみにくかった。全体としては大変難しい番組だという印象を持った。もう少しゆっくりしたテンポで見たかったと思う。
- 刀剣や鎧を紹介する静止画が多すぎたように思う。テレビの良さを出して、もっと動きのある番組にした方が、「海の文化」を担った水軍の意味合いや躍動感が出たのではないか。
次回開催日は2015年1月27日です。